OLED iPad mini、予想される仕様・価格・発売時期など確認

Appleが発売の準備を進めている次世代iPad miniについて、予想されるスペックや発売時期、価格などこれまでの情報をMacRumorsがまとめています。

プロセッサとパフォーマンス
ディスプレイ
筐体設計
発売時期
価格

プロセッサとパフォーマンス

Appleが今年8月に誤って公開したコード情報によると、Appleは次世代iPad mini（コードネーム：J510/J511）の開発を進めており、A19 Proチップを搭載する見込みです。

A19 Proチップはその後、iPhone AirおよびiPhone 17 Proモデルに搭載されました。iPhone 17 Proモデルには6コアCPUと6コアGPUを備えたハイエンドバージョンのA19 Proチップが採用されています。一方、iPhone AirにはミドルレンジのA19 Proチップが使用されており、iPhone 17 Pro／Pro Maxに搭載されたA19 ProチップよりもGPUコアが1つ少なくなっています。

iPad mini 8には、iPhone Airに搭載されているミドルレンジのA19 Proチップが採用される可能性が高いです。その理由としては、iPad mini 7に搭載されたA17 Proチップが6コアCPUと5コアGPUを搭載しているのに対し、iPhone 15 Proに搭載されたA17 Proチップは6コアGPUを搭載していることが挙げられます。

AppleはA19 Proチップを改良された第3世代3nm N3Pプロセスで製造し、速度と効率を改善しました。このチップには16コアのNeural Engine、次世代ダイナミックキャッシュ、統合画像圧縮技術が搭載されています。

A19 ProのGPUは、より大きなキャッシュ、より多くのメモリ、各コアに組み込まれたNeural Acceleratorを備えたアップグレードされたアーキテクチャを採用しています。Appleによると、この変更により前世代チップ比でピークGPU演算性能が3倍向上しています。AIタスク向けの16コアNeural Engineも強化されています。

ディスプレイ

iPad miniの液晶（LCD）から有機EL（OLED）ディスプレイへの移行計画は広く噂されています。BloombergのMark Gurmant氏によると、iPad miniが次期OLED採用のAppleデバイスとなる可能性が高いです。Appleサプライチェーンの情報源を持つリーカーによると、Appleは次期iPad miniモデル向けにSamsung製OLEDディスプレイの評価を実施しました。

現行iPad mini 7に搭載されている60Hz LCDディスプレイを上回るリフレッシュレートがiPad mini 8に搭載されるかは不明ですが、新型iPhone 17のベースモデルが120Hz ProMotionパネルを採用したことを踏まえ、初のOLED搭載iPad miniでも同等の仕様が期待されています。別の報道では、OLED採用に伴いiPad mini 8の画面サイズが8.3インチから8.7インチに拡大する可能性が示唆されています。

OLEDパネルは各ピクセルを個別に制御できるため、他の一般的なディスプレイ技術と比較して、より正確な色再現と深い黒を実現します。また、優れたコントラスト、高速な応答速度、広い視野角、そして柔軟性の高い設計も提供します。AppleのフラッグシップiPhoneはすべてOLEDパネルを採用しており、2024年5月には初めてiPad Proにもこのディスプレイ技術が導入されました。

iPad Proが2層構造の低温多結晶酸化物（Low Temperature Polycrystalline Oxide／LTPO）OLEDパネルを採用しているのに対し、iPad miniは1層構造の低温多結晶シリコン（Low Temperature Poly Silicon／LTPS）パネルを搭載する可能性があり、これにより輝度が低下する見込みです。

筐体設計

BloombergのMark Gurmant氏によると、AppleはiPad mini 8の耐水性能を向上させる設計に取り組んでいます。改良された筐体により保護レベルがiPhoneに近づき、湿気の多い環境での使用がより安全になる見込みです。

これを実現するため、Appleは従来のスピーカーホールを不要とする新開発の振動式スピーカーシステムを採用したと報じられています。開放型グリルではなく音を発する表面を採用することで、水や埃の侵入経路を削減し、より密閉性が高く耐久性に優れた筐体を実現できます。

iPad miniの防水仕様の取り組みはiPhoneのそれよりも進化しているとされ、次期モデルではiPad miniで初めて防水性能を備える可能性があります。

発売時期

調査会社Omdiaによると、iPad miniは2027年にOLEDディスプレイを採用すると予測されています。他方、韓国のET NewsとZDNET KoreaはiPad miniが2026年にOLEDディスプレイでアップデートされると報じています。Bloombergも2026年にもアップデートの可能性があると伝えています。

2024年5月には、Samsung Displayが将来のiPad mini向けとなるサンプルOLEDパネルの開発を開始し、2025年後半に天安工場での量産開始を計画していると報じられていました。この報道では、Appleが2026年にiPad miniと並行してiPad AirにもOLEDパネルを導入すると主張していました。

この見通しはDSCCが昨年12月に発表した予測とは若干異なっており、DSCCは8.5インチOLED iPad miniが2026年に発売予定で、11インチおよび13インチOLED iPad Airは2027年に続く見込みとしています。

現在のところ、次期iPad miniの正確な発売時期を示唆する決定的な情報はありませんが、2026年の発売、おそらく2026年前半に新型iPad Airと同時期に発表される可能性は十分にあります。

価格

BloombergのMark Gurmant氏によると、OLEDディスプレイ技術と耐水性能を向上させたiPad miniはより高価になる見込みで、Appleは最大100ドル高い価格設定を行う可能性があります。現行iPad miniの価格は米国で499ドル（日本では78,800円）から。Gurmant氏は以前、競合製品が大幅に低価格である現状を踏まえ、Appleはminiの廉価版導入、あるいは少なくとも現行の499ドルという最低価格の見直しを検討すべきだと主張していました。

しかしながら、より手頃な価格帯を狙うのであれば、iPad (A16)を検討すべきかもしれません。329ドル（同54,800円）から購入可能なこのモデルは、Touch IDやセンターステージなどiPad miniの多くの機能を備えつつ、低価格を実現しています。

Source: MacRumors

※本サイトは事業者からのアフィリエイト成果報酬によって運営しております。
新しいiPhoneやiPod touchの情報は新型iPhoneの噂カテゴリーにまとめてあります。
新しいiPadに関する情報は新型iPadの噂カテゴリーにまとめてあります。
新型Macを含むMac全般の情報はMacカテゴリーに、iMacの情報はiMacカテゴリーに、MacBook ProやMacBook Airの情報はMacBook Pro, Airカテゴリーに、Mac StudioやMac miniについてはMac miniカテゴリーに、それぞれまとめてあります。
新モデルの噂を含むApple Watchに関する情報はApple Watchカテゴリーにまとめています。
AirPodsの情報はAirPodsカテゴリーにまとめてあります。
iOS 26とiPadOS 26に関する情報はiOS 26カテゴリーに、iOS 18とiPadOS 18に関する情報はiOS 18カテゴリーに、iOS17とiPadOS17に関する情報はiOS 17カテゴリーに、iOS16とiPadOS16についてはiOS 16カテゴリーに、それぞれまとめてあります。
iOSに関する便利な使い方は、iOS Tipsカテゴリーにまとめてあります。
セールやお買い得情報など得する情報全般はお得な情報カテゴリーにまとめてあります。
スマホ決済のオトクな情報はスマホ決済カテゴリーにまとめてあります。