iOS 17.2／iPadOS 17.2／watchOS 10.2／tvOS 17.2／macOS 14.2 Beta 1がリリース　ジャーナルアプリなど新機能追加や変更多数【更新】

Appleは日本時間10月27日、「iOS 17.2」「iPadOS 17.2」「macOS 14.2」「watchOS 10.2」「tvOS 17.2」の最初のベータ版を開発者向けにリリースしました。
パブリックベータ版はまだのようです。
追記10月28日：iOS 17.2、iPadOS 17.2、macOS 14.2、watchOS 10.2の最初のパブリックベータを確認

新たにリリースされたバージョン
今回確認された新機能や変更点【NEW】
これまでに確認されているバージョン
パブリックベータについて
デベロッパベータ版も無料で利用可能に

新たにリリースされたバージョン

iOS 17.2 beta (21C5029g)
iPadOS 17.2 beta (21C5029g)
macOS 14.2 beta (23C5030f)
watchOS 10.2 beta (21S6331f)
tvOS 17.2 beta (21K5330g)
Xcode 15.1 beta 2 (15C5042i)

今回確認された新機能や変更点【NEW】

MacRumorsによると、次の新機能や変更が含まれています。

ジャーナル

日記のための新しいアプリとして「ジャーナル」が追加されました。
アプリの＋ボタンからすぐに日記をつけ始めることができ、エントリーは自動的に日付がタグ付けされるほか、画像、音声、位置情報タグなどを含めることができます。

メッセージ：ステッカー

メッセージの会話を長押しすると、ステッカーレスポンスを追加できるようになりました。「ステッカーを追加」をタップするとステッカーまたは絵文字を選択できます。

Apple Music：プレイリスト

Apple Musicに複数のユーザーが追加できるプレイリストを作成できるオプションが追加されました。

Apple Music：お気に入り

Apple Musicアプリでお気に入りに登録した曲は、「お気に入り」プレイリストに集約されるようになりました。

Apple Music：履歴

Apple Musicの視聴履歴機能にフォーカスフィルターが追加されました。他のユーザーに自分のデバイスを使って音楽を聴かせたい場合、この機能を有効にし視聴履歴をオフにすれば、自分のおすすめ曲に影響することはありません。

アクションボタン

iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxでは、アクションボタンで新しい翻訳オプションを選択できるようになりました。

iMessage Contact Key Verification

2022年12月に初めて発表されたiMessage Contact Key Verificationは、ジャーナリスト、人権活動家、政府関係者など特定のユーザーために設計された機能です。
ユーザーは、iMessageの会話を盗み見る「man in the middle／中間者」がいないことを確認できます。また、iMessageユーザーが直接会っているときやFaceTime通話中に、正しい相手と話していることを確認できるように、連絡先確認コードが用意されています。

メッセージ：iCloud

設定にあるiCloudの「メッセージ」セクションは、「Messages in ‌iCloud‌」に名称変更されました。メッセージのストレージ総量、iCloudに同期されたメッセージ数、最後に同期された時間が表示されます。アップデートを強制するための「今すぐ同期」オプションも用意されています。

Apple TVアプリ

Appleは、iPhoneとiPadのApple TVアプリのStoreセクションから、映画とテレビ番組タブを削除しました。BloombergのMark Gurman氏によると、AppleはTVアプリの再設計の一部として、iTunesアプリからテレビ番組や映画を購入するオプションを削除する予定となっていますが、そちらはまだ実現していません。

緊急速報

設定＞通知＞緊急速報に、新たに「Local Awareness」をオンにできるオプションが追加されました。Appleによると、Local Awarenessは、緊急速報の即時性、正確性、信頼性を向上させるために、ユーザーのおおよその位置情報を使用します。

天気ウィジェット

天気アプリの新しいウィジェットとして、「Detail／詳細」、「Daily Forecast／毎日の予報」、「Sunrise/Sunset／日の出・日の入り」が利用可能雨になりました。詳細は降水確率、紫外線指数、風速、大気の質などの情報を、毎日の予報は今後数日間の天気を、日の出・日の入りは毎日の日の出と日の入りの時刻を表示します。

デジタル時計ウィジェット

ホーム画面またはロック画面に追加できる新しいデジタル時計ウィジェットが利用可能になりました。

連絡先ポスター

連絡先アプリで連絡先ポスターを設定する際に、名前にレインボーカラーのテキストを選択できるようになりました。

ブック

ブックアプリのページめくりアニメーションに、新たに「Fast Fade」オプションが追加されました。

AirPlay

新しい「AirPlay Receiver」設定で、Apple Vision ProヘッドセットがiPhoneにコンテンツをストリーミングまたは共有できるようになります。

ミー文字

ミー文字に「Body 」セクションが追加され、ユーザーがウエスト、バスト、肩、腕をカスタマイズできるようなりました。

News

Newsアプリが、選挙などのニュース関連イベントをフォローするためのライブアクティビティに対応しました。

これまでに確認されているバージョン

iOS17/iPadOS17/macOS14/watchOS10については次をご覧ください。

パブリックベータについて

ユーザーは、Appleの用意する次のサイトからパブリックベータに登録できます。

Apple Beta Software Program

Apple Beta Software Programに参加するには、無料のメンバー登録が必要です。
有効なApple IDを所有し、登録時にApple Beta Software Program契約に同意することで、だれでも参加できます。
続いて、使用しているデバイスを登録してパブリックベータにアクセスし、最新機能を試すことができます。「フィードバックアシスタント」Appを使ってAppleに直接フィードバックを送信することでもできます。
パブリックベータは現在、iOS17、iPadOS17、tvOS17、watchOS10、macOS14でそれぞれ利用可能です。

デベロッパベータ版も無料で利用可能に

Appleは今年6月より、「iOS 17」や「iPadOS 17」の開発者向けベータ版を含む、各ソフトウェアのベータ版をApple IDを持つすべてのユーザーが無料で利用できるようにしました。
これまでは長年に渡って、iOSの開発者向けベータ版を含むデベロッパービルドへのアクセスは、年間99米ドルのデベロッパーアカウントに登録することで可能でした。

「iOS 17」など開発者向けベータ版、誰でも無料で利用可能に

Source：iOS & iPadOS Release Notes, macOS Release Notes, News - Apple Developer

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