iPhone14にA16、iPhone14ProにA16 Proチップを搭載か

Appleが今年後半の発売に向けて準備を進めている新型「iPhone 14」シリーズについて。
AppleアナリストMing-Chi Kuo氏は先週、iPhone 14シリーズ全モデルに新しいA16チップを搭載しない見込みであると報告しました。
具体的には、iPhone 14 Proおよび14 Pro MaxはA16 Bionicチップを、iPhone 14および14 Maxは現行のiPhone13と非常に近いチップを搭載することになると予想されます。
ただし、iPhone 14および14 MaxはA15を搭載するわけですがAppleはそれをA16チップと呼ぶ予定です。AppleはさらにiPhone 14 Proおよび14 Pro Maxに搭載するチップに「Pro」の名称を与え「A16 Pro」と呼ぶ予定だとiDropNewsは報じています。

f:id:kobonemi:20220318001714j:plain — 新型iPhone 14 Proのイメージ

その決断の理由として、Appleは今年、A16とM2という新世代チップを製造するのに苦労しており、どちらかを優先する必要が出たそうで、Appleは結果的にM2の方を優先するつもりのようです。
この決断により、A16チップが不足し、iPhoneが不足することになるため、iPhone 14と14 Maxに既存のA15チップを使いながらも、代わりにA16と呼ぶことにしたというものです。

f:id:kobonemi:20220318001718j:plain — 新型iPhone 14のイメージ

iPhone 14とiPhone 14 Maxで新しいチップの代わりにA15を使うことで、製造コストを抑えることが可能となり、Appleはこれら新モデルの価格をiPhone 13と同じにすることが可能になります。ちなみに、iPhone 14 MaxはiPhone14よりも100ドル高くなるのだとか。

一方、iPhone 14 Proと14 Pro Maxは、現行Proモデルよりも高価になるそうです。
記事によると、iPhone 14 Maxは899ドルとなり、iPhone 13 Proより100ドル安くなります。
対するiPhone 14 Proは1099ドルになり、無印モデルとの差は200ドルになります。

プロセッサ以外の無印とProモデルの主な違いは、

筐体は、無印がアルミニウム、Proがステンレス
リアカメラは、無印が2つ、Proが3つ＋LiDAR
前面は、無印が従来と同じノッチ、Proがパンチホール＋ピルの新デザイン

だそうです。
他にもたくさんの違いがあるそうですが、大きなところはこんな感じだとか。

過去を振り返ってみると、Appleは同じような決定を下したことがありました。
それがiPhone 5Sと5cです。前者は当時最新のA7チップを、後者はA6チップを搭載しました。

また、現行のiPhone 13 ProのA15チップは、iPhone 13のA15チップよりも多くのGPUコアと追加の2GBのメモリを搭載しており、両者はまるっきり同じはないのです。ただし、iPhone14シリーズでは無印とProモデルとでそれ以上の性能差が出ると予想されています。

via Gizchina

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