キャッシュレス決済のKyashは、デジタルバンキングアプリ「Kyash」において、入金残高に対し、年利1％の利息を付与するサービスを12月8日から開始すると発表しました。
銀行口座、セブン銀行ATM、コンビニ、ペイジーからの入金が対象で、利息は毎日計算され、毎月1日に、現金引き出しができない電子マネー「Kyashバリュー」形式で提供されます。
「毎月1回以上の決済をしていること」が条件となりますが、12月はリリースを記念して、本人確認アカウント保有者のすべてが対象となります。
気になるのが保証。
Kyashにたくさんお金を入れておいて大丈夫なのかという点。
「残高は100％外部に供託しており、Kyashに何かあっても全額が保証される」（ITmedia ビジネスオンライン）。
そして、いくらまで入金できるかという点。
「現時点では資金決済法の制約により、入金上限は100万円だ。ただし2020年の法改正で新たな資金移動業の枠組みが設けられ、100万円を超える高額送金が可能な事業者の類型も設けられた」。「現時点では残高をすべて外部に供託しているが、将来Kyashの信用が増加した際には、金額の一部を供託することで全額を銀行が保証する可能性もあるという」（同上）。
100万円を預ければ、年利1％の利息ということで、1年間で1万円のKyashバリューが貯まります。
さてさて、入金してみるユーザーはどの程度出てくるのか。
一方、一部では改悪といわれている変更もあって、
このサービスの開始に合わせ、事前に登録したクレジットカードやデビットカードなどから、Kyashに任意の金額を手動チャージできる機能を12月8日に終了します。
Kyashでの決済時に残高が足りない場合に、登録したカードを使って差額を自動で引き落とす自動入金（カードリンク機能）は継続されます。
Kyashポイント付与率も変更されます。
12月11日に実施するKyashのシステムアップデートが完了した時点で、決済のみに利用できる残高での決済は 50,000円 までが付与対象となります。
Kyashポイントの月間付与上限についても、Kyash Cardの場合は変更後も1,200ポイントのままですが、決済のみに利用できる残高（登録カードなどで入金した残高での決済）での決済は最大500ポイントとなります。
Kyash Card Liteと Kyash Card Virtualの場合は変更後も600ポイントのままですが、決済のみに利用できる残高での決済は最大250ポイントとなります。
クレジットカードによる2重取りを期待して使っているユーザーには不満が出そうです。
