Appleが開発中のMac向けARMベースのプロセッサ「Appleシリコン」について、2020年第4四半期にTSMCの5nmプロセスを使用した最初のA14Xプロセッサが量産されるという情報を工商時報が報じています。
また、AppleはAppleシリコンMac用GPU(コードネーム「Lifuka」)を開発中とされ、こちらもTSMCの5nmプロセスを使って生産され、2021年後半に発売されるiMacに搭載される予定だそうです。
Appleは今年6月に開催されたWWDCで、同社のMac製品が今後2年間でIntel x86ベースのCPUから自社設計のArmベースのApple Siliconプロセッサに移行することを発表しています。
Appleのサプライチェーンによると、Appleは12インチRetinaディスプレイを搭載したMacbookを今年末に発売する予定であり、自社開発のA14Xプロセッサを搭載します。このプロセッサのコードネームは「Tonga」で、USB Type-Cインターフェースをサポートし、重量は1kg未満となります。 Armアーキテクチャプロセッサの低消費電力という利点により、新しいMacbookのバッテリー駆動時間は15〜20時間に達する可能性があります。A14Xプロセッサは、新世代のiPad Proタブレットでも搭載されます。
ちなみに、記事によればiPhone12シリーズに搭載されるA14チップのコードネームは「Sicilian」とのこと。
【追記】今回の12インチMacBookの特長は、先日お伝えしたスペックに近いです。
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