こぼねみ

iPhone/iPad/Android/Windows/Macなどの最新情報をお届け

スポンサーリンク

新型iMacと思われるベンチマークが登場、第10世代Core i9 10910やRadeon Pro 5300搭載

AppleはまもなくiMacの新モデルを発売すると予想されていますが、Geekbenchにその新モデルと思われるデバイスのベンチマーク結果がアップされています。

おそらくは現行27インチiMacの後継機となるでしょう。

そのスペックを確認してみると、プロセッサは第10世代Core i9-10910で、10コア、20スレッド、ベースクロック3.6GHzの、ターボブースト時4.7GHzとなっています。現在のハイエンドモデルである27インチiMacに搭載されているCore i9チップの後継CPUとなります。
このチップは、iMac限定で供給される、高クロック仕様の、TDP 95W版のCore i9-10900かもしれないとTom's Hardwareは指摘しています。


f:id:kobonemi:20200616133822p:plain
iMacシリーズ


Intelのラインナップを見てみると、今年4月にリリースされたComet Lake-Sとなる、125WのCore i9-10900Kと65WのCore i9-10900があります。
今回ベンチマークでお目見えしたCore i9-10910は、この間のスペックとなると予想されています。

Processor Cores / Threads Base / Boost Clocks (GHz) L3 Cache (MB) TDP (W)
Core i9-10900K 10/20 3.7 / 5.7 20 125
Core i9-10910 10/20 3.6 / 4.7 20 95
Core i9-10900 10/20 2.8 / 5.2 20 65
Core i9-10900T 10/20 1.9 / 4.6 20 35


加えて、今回のデバイスには未発表のAMD Radeon Pro 5300グラフィックスカードが搭載されていますが、昨年Navi 14シリコンを搭載してリリースされたRadeon Pro 5300Mのデスクトップ版と思われます。


f:id:kobonemi:20200702090357p:plain
新型iMacと思われるベンチマーク


Appleが新しいiMacを発売するかもしれない、もしかするとWWDCで発表されるかもしれないという噂がありましたが、結局それは実現されませんでした。新しいiMacは、iPad Proのデザイン言語と、Pro Display XDRのベゼルのような狭いベゼルを採用し、数年ぶりのデザイン刷新を遂げるといわれています。
新モデルは、AMD Navi GPUと全モデルがフラッシュストレージ搭載となり、セキュリティと制御のためにApple T2チップを搭載すると予想されています。新モデルのディスプレイサイズは正確には分かりませんが、Appleは23インチや24インチモデルに取り組んでいるとも噂されています。

AppleアナリストMing-Chi Kuo氏は最近、新型24インチiMacは2020年後半か2021年に発売され、Appleシリコンを搭載した最初のMacの1つになるだろうと予測していますが、その一方で、Appleは2020年第3四半期にIntelプロセッサ搭載の新型iMac発売するする予定であるとも述べており、今回ベンチマークに現れたのはこちらであると思われます。

Appleは、自社設計のプロセッサを搭載したMac製品を2020年後半に発売するとWWDCで発表しています。

Source:MacRumors, 9to5Mac