Retina iPad mini向けIGZOパネルにバーンイン（焼き付き）問題があるという報道（関連記事）がありましたが、購入したRetina iPad miniでそれを確かめる方法をMarco.orgのMarco Arment氏が公開しています。
残像現象を確認中の画面
バーンイン（焼き付き）とは、同じ画像や写真などをiPad miniのディスプレイに表示させていると、画面が変わっても前の映像が画面に残ってしまう（残像）現象のことです。
残像確認テスト（テストページ）は、最初に白黒の格子模様の画面を一定時間開き、続いて、グレーの画面に切り替えた時に、画面に格子模様が残らないか、を確認することができます。テストページを開くと開いた時間がカウントされ10分が経過すると自動的にグレイの画面に切り替わります。最初に警告が出ますので同意の上お試しください。
Marco Arment氏は、自分で購入したRetina iPad miniで試した結果、残念ながら残像を確認できたと報告しています。周りの知り合いにも試してもらったが、残像は現れなかったようです。
私も自分のRetina iPad miniで行ってみましたが、幸い症状は現れませんでした。
残像の現れた例として、次の写真をご覧ください。
このバーンイン（焼き付き）問題は、以前からMacBook ProのRetinaディスプレイなどでも起きていました。Also visible on my iPad mini RT @marco_org: Image Retention on Retina iPad Mini http://t.co/6vf0x0Be6h pic.twitter.com/J6uqu7tUpe
— DaD (@DavAym) November 15, 2013
残像が残る時間は数分程度とされ、一部のプラズマディスプレイのように永久に残ってしまうわけではありません（Mac Rumors）。
また、Mac Rumorsのフォーラムでは、一部のユーザーから、Retina iPad miniのスクリーンがiPad Airのような色の強さがないと報告しているようです。これはRetina iPad miniの狭い色の範囲（カラーガンマ）が原因かもしれないといいます。
同じような問題は、iLoungeでも伝えられていました。詳細は下記をご覧ください。
今回、問題が生じているのは、Retina iPad miniのRetinaディスプレイであり、iPad Airではありません。前者のRetinaディスプレイは7.9インチ、後者は9.7インチです。Appleは9.7インチのRetinaディスプレイをiPad3で初めて採用しました。7.9インチのRetinaディスプレイは今回発売されたRetina iPad miniに初めて搭載されました。
iPad Airの情報については[iPad Air]に、iPad mini Retinaディスプレイについては[iPad mini2]に、それぞれまとめてあります。
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