iPhone5sはiPhone5cの2倍以上販売 9月の販売比の調査結果

新型「iPhone 5s」と「iPhone 5c」の9月のセールスについて興味深い結果をAllThingsDが伝えています。

Appleは新型iPhoneが発売後3日間で900万台販売されたことを発表していましたが、そこに含まれるiPhone5sとiPhone5cの割合については明らかにしていませんでした。

iPhone5s/5c、発売最初の3日間で900万台を販売 iPhone5を超え新記録

Consumer Intelligence Research Partners（CIRP）の調査によれば、iPhone5sの2013年9月の販売数iPhone全体の64％を占めており、iPhone5cの27％の2倍以上です。

iPhone Sales by Model：CIRP
上記の結果はほぼ予想通りかもしれません。しかし、同時に、9月20日に発売後10日間の結果であることにも注意すべきです。新モデルを最初に買うのはアーリーアダプターであることが多く、そういう熱心な顧客はより高性能な製品を選ぶ傾向があります。
別の視点から見た場合、iPhone5cの27％という数値は、昨年の同じ地位にあるiPhone4S（23％）と比べてもそれほど多くを占めていません。昨年、iPhone5が発売されたとき、その次点の地位とはいえiPhone4Sはいわば型落ちでした。一方、iPhone5cは新設計された新しい製品です。また、昨年のフラッグシップであるiPhone5（68％）に今年のフラッグシップのiPhone5s（64％）はほんの少しですが届いていません。
しかし、こうした結果も、今後の数ヶ月で大きく変わるかもしれないとCIRPのJosh Lowitz氏は見ています。通常、時間の経過とともに、ローエンドモデルはフラッグシップモデルと比べてシェアを拡大する傾向があるとしています。また、完全な新モデルであるiPhone5cは、昨年のiPhone4sとは異なる顧客に訴えかけるかもしれないとLowitz氏は指摘しています。
iPhone5cはその需要の低迷から生産数を半分するという情報も伝えられていました。しかし、より長期的にみていくと、iPhone5cのiPhone全体に占める割合は改善されていくかもしれません。