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新型MacBook Air (Mid 2013) 新旧モデル比較からみるHaswell世代のノートPCの選び方

新型MacBook Air (Mid 2013) には、13インチおよび11インチに、Haswell第4世代Core i5-4250U搭載の標準構成モデルとCore i7-4650U搭載のApple Store限定モデルがそれぞれ用意されています。後者Core i7はApple StoreのみのBTOモデルです。2013年モデルは11インチも13インチも同じプロセッサが搭載されており、量販店などで販売されているのはいずれもCore i5搭載モデルです。
AnandTechは、13インチモデルのベンチマークを行い、処理性能テストおよびバッテリー寿命テストを行い、MacBook Air(MBA)旧モデルやRetinaディスプレイモデルを含むMacBook Pro(MBP)との比較を行っています。
なお、新旧モデルの違い、とりわけSSDの違いとベンチマークについては下記記事をご覧ください。

MacBook Air Mid 2013 13inch AnandTech
MacBook Air Mid 2013 13inch AnandTech
最初に結論から言えば、新型MBA(Mid 2013)のプロセッサ性能はMBA(Mid 2012)と大きく変わることはありません。しかし、バッテリー駆動時間において、新旧モデルで、さらに同じHaswellでもCore i5とCore i7で、明確な違いが出ていることを確認できます。バッテリー寿命を第一に考えれば、量販店でも販売されている標準モデルを選ぶべきだと結論付けられています。
まず、パフォーマンステスト。AnandTechは、各モデルの起動時間、CINEBENCH 11.5によるシングルスレッドベンチ、マルチスレッドベンチ、iMovieのインポートおよびエクスポート、Final Cut Pro Xのインポート、Adobe Lightroom3のエクスポート、Adobe Photoshop CS5のパフォーマンス、Xcodeのビルド時間、の各ベンチマークが行われ、新旧モデルや上位および下位の新モデルとの比較が行われています。
下のグラフはAdobe Photoshop CS5のパフォーマンステストの結果です。ここでも、新型MBA(Mid 2013)のスコアはそれなりに優秀ですが、旧モデルと比べて思いっきり突出しているわけではありません。この中でCore i7-4650U搭載の新型上位モデルはかなり良い結果です。
MacBook Air Mid 2013 Adobe Photoshop CS5 Performance AnandTech
続いて、バッテリー寿命のテスト。ここでは、低負荷、中負荷、高負荷時のバッテリー駆動時間の計測が行われています。
下のグラフは低負荷時のバッテリー駆動時間のテスト結果です。MBA新モデルが突出していることがわかります。Core i5-4250U搭載の標準構成モデルが11.3時間、Core i7-4650U搭載の上位モデルが11.25時間を記録し、両者ともほとんど違いがなく、ともに非常に優秀です。ちなみに仕様では新型MBAのバッテリー駆動時間は12時間です。
MacBook Air Mid 2013 Light Workload Battery Life AnandTech
続いて中負荷時のテスト結果です。ここでも新型MBAはとても良い結果を出していることに変わりはありませんが、搭載CPUによって明確に差が生じています。Core i5-4250U搭載の標準構成モデルは8.93時間、Core i7-4650U搭載の上位モデルは7.8時間です。次点のMBA(Mid 2012)が5.35時間であり、それと比較すれば、新型の優秀さがわかります。
MacBook Air Mid 2013 Medium Workload Battery Life AnandTech
最後に高負荷時のテスト結果。
最も優秀なCore i5-4250U搭載の標準構成モデルが5.53時間、Core i7-4650U搭載の上位モデルが4.68時間、3番目に13インチMacBook Pro Retinaディスプレイで3.57時間、4番目に13インチMBA(Mid 2012)で3.1時間です。新旧差は2.5時間以上あります。
MacBook Air Mid 2013 Heavy Workload Battery Life AnandTech

以上のように、Haswellプロセッサを搭載した新型MacBook Air(Mid 2013)のバッテリー駆動時間は大きく向上しています。特に、Core i5-4250Uを搭載した標準モデルの結果はさらに良く、モバイル用途で使う場合に大きな利点となります。AnandTechも指摘しているように、2013年モデルではHaswellの登場によって製品選びがわかりやすくなりました。バッテリー寿命を重視すれば第4世代Core i5搭載モデルを選ぶべきです。一方、処理能力を重視するのであれば、第4世代Core i7搭載の新モデルか、あるいは第3世代Core搭載の旧モデルを選ぶのも十分あり得ます。
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新型MBA(Mid 2013)の一般販売モデルはいずれもCore i5搭載しています。
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