Tim Cook CEO、大画面iPhone発売の可能性を示唆

AppleのTim Cook CEOは2013年1〜3月期決算発表において、大画面を搭載するiPhoneについて言及しました（9to5Mac）。

大画面iPhoneのイメージ（左から3番目）とiPhone5、GALAXYシリーズ
Cook氏は次のように語っています。
「私の考えでは、iPhone5は業界で絶対的に最高のディスプレイを搭載している。我々は顧客のために常に最善のディスプレイを生み出すよう努力している。一部の顧客は大きなスクリーンサイズを評価する。他の顧客は他の要因、たとえば、解像度、ホワイトバランス、カラー、ポータビリティ、クリアさ、アプリとの互換性などを評価している。我々のライバルは、大画面ディスプレイを送り出すために、多くの部分でいくつかの重大なトレードオフをすることになった。こうした複数のトレードオフの存在する限り、我々は大画面iPhoneを出荷しない。」
つまり、AppleがiPhoneの品質やユーザーの求めるものに見合うような大画面ディスプレイを作り出すことができれば、現在の4インチ以上のディスプレイを搭載したiPhoneが登場する可能性があるとも考えられます（AppleInsider）。Cook氏の見立てでは、ライバルメーカーは大きなディスプレイを搭載することで多くの重要な要因を犠牲にしていることになります。
AppleはiPhone4で初めてRetinaディスプレイを搭載しました。iPhone4Sを経て、続くiPhone5ではそれまでの3.5インチから4インチへディスプレイを大型化させました。こうしたディスプレイの進化はCook氏のいうトレードオフを克服したことで実現したといえます。
関連記事