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次世代USB3.0は最大100Wの電力供給可能に

USB Implementers Forum(USB-IF)は、4月に開催されたIDFにおいて次世代USB「SuperSpeed USB」(USB3.0)の仕様を発表しました。
USB Implementers Forum(USB-IF)
USB-IF ニュースリリース(PDF)
次世代SuperSpeed USB3.0は、10Gbpsという現行USB3.0の2倍のスループットと現在一般公開されているUSB Power Delivery specification(USB電力供給仕様)を含みます。
速度強化については、新しい仕様に対応するコネクタとケーブルは既存のUSB規格と互換性があります(新しいUSBコネクタに現在発売されているデバイスやケーブルを接続可能)。新しいUSB電力供給仕様では最大100Wまで、1本のUSBケーブルで電力を供給できるようになります。周辺機器メーカーが現在開発している新製品ではこの供給仕様に対応し電力供給用ケーブルを利用します。
たとえば、ノートPCに接続した周辺機器やディスプレイにもUSBケーブルだけでデータ転送だけでなく電力も供給されます。ユーザーは別途電源を用意することなく、大画面ディスプレイ、AV機器、3.5インチ外付けハードディスクなどを利用できるようになります。
TechSpotによれば、USB3.0は次の2つの電力供給プロファイルを持つ予定です。

  • Profile 1: 5V @ 2.0A
  • Profile 2: 5V @ 2.0A or 12v @1.5A
  • Profile 3: 5V @ 2.0A, 12V @ 3A
  • Profile 4: 5V @ 2.0A, 12V or 20V at 3A
  • Profile 5 : 5V @ 2.0A, 12V or 20V at 5A

また、USB-IFのJeff Ravencraft COOは、新しい仕様では、5V、2A、10Wから始まり、最大20V、5A、100Wまでになると話しています(Computerworld)。
ほぼ同時期にIntelは次世代Thunderboltを発表しました。次期Thunderboltは最大20Gbpsのスループットに達します(関連記事)。次世代USB3.0の10Gbpsという速度は、現行Thunderboltと同じです。
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