Sharp製液晶パネルに対するAppleからの注文数が大きく減少していることをダイヤモンド・オンラインが伝えています。
iPad mini
Sharpは社運をかけてIGZOパネルの売り込みを行っていますが、それがどうもうまくいっていないと伝えられています。頼みの綱であったApple製品への供給も激減しているといいます。2012年前半期にはiPad向けのパネル生産が好調であったようですが、それも大きく減少してしまっています。特に10月に発表されたiPad mini向けの液晶ディスプレイについては、Appleはパネル調達先を変更し、ライバルのLG Displayにその需要を奪われたとしています。
iPad miniのディスプレイにIGZOパネルが使われているという情報は現在のところないようですが、iPad3に関しては、Sharp製IGZOパネルが用いられているといわれています。次期iPad mini（iPad mini2）にもIGZOパネルを採用されるという情報も出ています。ただし、AU Optronics（AUO）もIGZO生産に向けて動いており、Sharpの生産するパネルが採用されるかは未知数です。
Apple製品への供給については、PanasonicもiPad mini向けパネルの供給を行う可能性も出ています。Sharpは国外だけでなく国内のライバル企業とも争っていくという厳しい状態におかれています。
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