10月23日(月)から発売される「Google Home Mini」。
機能的には「Google Home」と同等で、価格は半額以下(税別14,000円のGoogle Homeに対して、Google Home Miniは6,000円)なのが大きな魅力です。
肝心のスピーカーとしてはどうなのでしょうか。
その点で興味深い2つのレビューが最近公開されており参考になると思います。
更新:もう1つレビューを見つけましたので追記しました。
1つ目は、意外にも音質が良いというレビュー。
安心してください、これ「十分イイ音」ですから。音楽再生を試してみると、低音をうまくカットしてるようで、最大音量まで鳴らしても音割れや気になるコモリ音などは皆無。開封に同席していた編集者は「Google HomeじゃなくてMiniを買おう」と呟いていたほど。「ちょい聞き」程度には十分使えます(もちろん原音再生に忠実だとかいう話ではないですけどね)。
発売直前レビュー:Google Home Miniは兄貴分キラーだった —— 音質、サイズ、設定を試す | BUSINESS INSIDER JAPAN
音量は十二分だそうで、一般家庭でも音が小さくて使い物にならないなんてことはなさそうです。
上のレビューでは「低音をうまくカットして」いると好意的に評価していますが、その点で意見の異なるのが次のレビュー。
一方、音量は十分だが音質は劣悪だ。低音域は皆無、高音域はカットといった具合で、全体的に安っぽい感じの音になる。交通情報を聞くだけなら問題ないが、音楽を聴くとすれば、Miniの音質はスマートフォンのスピーカーと大差ない。外部出力端子はないので、外部スピーカーに接続するにはChromecastを使うしかないが、3.5mmのミニプラグほどうまくいかない。
「Google Home Mini」は有能でコスパが高いが、音質はいただけない──『WIRED』US版レヴュー|WIRED.jp
どちらのレビューも「音量」の点では及第点です。
一方で、「音質」の評価が分かれています。
前者の場合、悪いと思って使ってみたら案外良かったという印象。
後者の場合、劣悪で安っぽく、スマホのスピーカーと大差ないという評価。
万が一買って失敗したかなと思っても後悔しない(かもしれない)価格設定だとはいえます。
追記:記事を書いた後に、もう1つレビューを見つけました。
音質に関しては心配していたような薄っぺらい音ではなく、音楽を再生しても中〜高音はしっかりと出ています。最大音量も、もし6畳1間なら、すぐ下げたくなるほどの音量でした。これは予想外。
もちろんGoogle Homeと比べると、低音は弱いですし、Miniはスピーカーの向きが1方向なので、音の広がりがあまり感じられません。それでも普段スマホで音楽を聴いている方なら、副産物として嬉しい音楽スピーカーです。
音質は杞憂でした。「Google Home Mini」発売前アンボックス&ファーストインプレッション! | ギズモード・ジャパン
音量は十分という点で、最初の2つのレビューと意見は一致しています。
気になる音質については、1つ目のレビューに近い印象。低音は弱いが「中〜高音はしっかり」。スマホのスピーカーよりはましな感じ。この筆者の場合音質には期待していないようで、そこが意外にもましな音質だという評価につながっているのだと思います。
期待しすぎると裏切られるかもしれないが、「こんなもんでしょ」と割り切れば「案外悪くないかも」というのが落としどころなのでしょう。何せものが小さいのですから音質を重視しても限界があります。というわけで過度の期待は禁物です。
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