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Apple、「トラッキングの停止を要求」をSafariから削除 iOS12.2 Beta版やSafari Technology Previewで判明

ベータテスト中のiOS 12.2にインストールされている新バージョンのSafari 12.1において「トラッキングの停止を要求」(Ask Websites Not to Track Me)が削除されていることが判明しています。

リリースノートには、「Removed support for the expired Do Not Track standard to prevent potential use as a fingerprinting variable.」とあり、同機能は、本日リリースされたAppleの実験的なmacOSブラウザであるSafari Technology Previewからも削除されています。



左がiOS12.2ベータ版、右がiOS12.1.3


「トラッキングの停止を要求」は2011年にOS X Lionに初めて搭載された、今となってはかなり古い機能です。iOSデバイスではiOS11で搭載されました。
ウェブサイトの多くは訪問者の様々な情報をトラッキングし訪問者を識別しています。それにより訪問者が再び訪れたときにその訪問者に合った情報を表示できます。
「トラッキングの停止を要求」を有効にすることで、Webサイトに訪問者情報のトラッキングを停止することを要求できます。
しかしながら、要求を守るかどうかは広告会社次第で、実際はあまり意味のない機能となっていました。

Appleは「トラッキングの停止を要求」代わるものとして、はるかに厳密なIntelligent Tracking Preventionを実装しています。

ベータ版のiOS12.2では、「トラッキングの停止を要求」項目が消え、代わりに「モーションと画面の向きのアクセス」という項目が新たに追加されています。

Source:MacRumors