新型12.9インチiPad Pro、OLEDやミニLEDではなく従来の液晶ディスプレイを採用か

次世代12.9インチiPad Proは、ミニLEDから従来のLEDを採用した液晶ディスプレイに戻ることをDigiTimesが報じています。

現行の12.9インチiPad Proは、Appleが「Liquid Retina XDRディスプレイ」と呼ぶミニLEDディスプレイを搭載していますが、11インチモデルにはLCDベースの「Liquid Retina XDRディスプレイ」が採用されています。
DigiTimesによると、Appleは次期12.9インチiPad Proのバックライトを現行の11インチモデルと同等に戻します。

12.9インチiPad ProにミニLEDバックライトを使用することによる製造コストの高さが、今回の変更の理由となっています。
部品の変更の結果、新しい12.9インチiPadの生産は「遅くとも2024年早期」に延期される可能性があります。記事によると、当初は「11月初め」に開始される予定でした。

Appleの次期iPad Proは、有機EL（OLED）パネルを採用したApple初のタブレットになるという見方が広まっており、来年半ば頃に出荷が開始されるという噂もありました。

ただし記事では、Appleは2024年の早い時期にAMOLEDディスプレイを搭載した新しいiPad Proを発表する可能性があり、主にSamsung DisplayとLG Displayから調達するという広く報道された内容も伝えており、LCDを採用するという上記の内容と矛盾しているようにも見えます。

今回の情報を伝える記事は、Appleが12,9インチの新型iPad Airを開発していることを伝えた予告記事（詳細）の本記事です。予告記事は本記事の公開前にその一部をちら見せする内容なのですが、その予告記事では、新しい12.9インチiPad Airは、現行の12.9インチiPad Proで採用されているミニLEDバックライトとは対照的に、LCDバックライトを搭載する可能性があると主張していました。

今回の情報通り、次期12.9インチiPad ProがミニLEDから従来のLCDパネル技術に戻るとすれば、Appleのプレミアムタブレットとしては大きな後退になると思われますが、本当にそうなるのかはまだわかりません。
続報を待ちましょう。

via MacRumors

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