「iPhone 15 Pro Max」の品薄はしばらく続く見込み　「iPhone 14 Pro Max」を上回る需要も生産遅延や問題を抱えている：著名アナリスト

Appleは先週金曜日に、日本を含む主要な市場で「iPhone 15」の予約注文を開始しましたが、AppleアナリストMing-Chi Kuo氏によると、今年のフラッグシップモデル「iPhone 15 Pro Max」の予約は昨年の「iPhone 14 Pro Max」を上回る強い需要あるそうです。
ただし、iPhone 15 Pro Maxは生産が遅れていることに加えて、生産上の課題も多く、今後もしばらくは品薄状態が続きそうです。

iPhone 15 Pro Maxの需要は、昨年の同時期のiPhone 14 Pro Maxの需要を上回っているとKuo氏は述べています。しかしiPhone 15 Proの需要はこれまでのところiPhone 14 Proの需要よりも弱いとしており、今年Pro Maxモデルの購入を選択する顧客が増えた結果ではないかという見方を示しています。iPhone 15とiPhone 15 Plusの需要は、同じ時期のiPhone 14とiPhone 14 Plusと「ほぼ同等」としています。

iPhone 15 Pro Maxは、最大5倍にアップグレードされた望遠レンズを今年の新モデルで唯一搭載しています。iPhone 15 Proは昨年と同じ最大3倍のままです。iPhone 15 Pro Maxの価格はストレージ256GBで189,800円からとなっており、昨年までは用意していた128GBモデルをラインナップから外しました。

Kuo氏によれば、iPhone 15 Pro Maxの待ち時間は他のモデルよりもかなり長いですが、単に需要が高いためだけではありません。現在のiPhone 15 Pro Maxの出荷台数は、量産スケジュールが遅れているため少なく、現在の生産上の課題は他のモデルよりも顕著だとしています。

iPhone 15 Pro Maxの一部モデルは現在、Appleの公式オンラインストアで11月中旬に発送となっています。

Kuo氏はまた、中国政府がiPhoneを禁止しているというメディアの報道にも触れ、中国共産党員や政府職員、国有企業の社員はiPhoneの主要なターゲット顧客ではなく、iPhone禁止令は特定の政府組織や国有企業による独立した決定であるため、中国でのiPhone販売に与える影響はそれほどではないとしています。

AppleはiPhone 15シリーズを9月22日に発売します。

Source: 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) | Medium via MacRumors

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