Apple Watch 10周年となる新型「Apple Watch X」が早ければ来年発売へ　薄型化やバンド取り付け方法の変更も：Gurman氏

Appleは、Apple Watchの誕生10周年に合わせて「Apple Watch X」を発売する計画であることをBloombergのMark Gurman氏は自身のニュースレター「Power On」の最新版で報告しています。
初代Apple Watchは2014年に発表され、翌年の2015年に発売されました。10周年記念となる「Watch X」は、Apple Watch史上最大のオーバーホールになり、2024年か2025年に発売される予定です。

iPhoneとは異なり、Apple Watchのアップデートは年単位ではかなり小規模であることをGurman氏は指摘。
振り返ってみると、昨年の「Series 8」に追加された主な新機能は体温センサーだけでした。一昨年の「Series 7」の大きな変化はディスプレイの大型化でした。さらにその前年の「Series 6」はより高速なチップと血中酸素センサーが搭載されました。AppleがApple Watchの性能を引き上げたのはこのSeries6が最後で、それ以降は同じ性能のチップを搭載しています。
そもそも2018年に「Series 4」が発売されて以来、Ultraは別として、Apple Watchのデザインはほとんど変わっていません。
このようにずっと変更がなかったApple Watchですが、登場から10年を経て、最大のアップデートを遂げることになります。

Watch Xでは、Appleはより薄型化された筐体の開発にも取り組んでおり、バンドをデバイスに取り付ける方法の変更も検討しているそうです。
初代Apple Watchから現在まで、バンドは筐体の側面にスライドさせ、ロック機構で取り付けてきました。そのデザインを維持することで、バンドは新旧モデルに互換性を保つことができましたが、デメリットも生じていました。新型Apple Watchの開発に携わる人物によると、このシステムはかなりのスペースを占めており、ここを変更すれば、より大きなバッテリーや他のパーツ搭載できるようになるそうです。
Appleはこうした変更に伴い、新しいマグネット式アタッチメントシステムを検討していますが、Watch Xで採用されるかは不明です。現在のOLEDディスプレイの発色と鮮明さを上回るマイクロLEDディスプレイや、血圧モニタリング技術など、さらに大きな変化も控えています。

Appleは現地時間9月12日（日本時間13日）に予定されているイベントで、最新の「iPhone 15」シリーズとともに「Apple Watch Series 9」「Apple Watch Ultra 第2世代」を発表する予定です。新しい時計のサイズは現行モデルと変わらず、Series 9は41mmと45mm、Ultra2は49mmとなります。これら今年の新モデルと旧モデルとの最も顕著な違いは、より高速なプロセッサと新しい本体カラーだけになりそうです。

via 9to5Mac

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