iPhone 14 Pro/Pro Maxのホールパンチディスプレイ、LGとSamsugが供給へ

Appleが来年後半の発売を計画している「iPhone 14」について。
LG Displayは、来年の新型iPhone向けに、低温多結晶酸化物（LTPO）薄膜トランジスタ（TFT）有機ELパネルを供給することをTHE ELECが報じています。
LTPO TFTは120Hzのリフレッシュレートに対応し、プレミアムスマートフォン用の有機ELパネルに適用している先進技術です。
LG Displayはまた、パネル上部にフロントカメラ用の穴が開いているホールインディスプレイ（hole-in display）技術を採用したLTPO TFT OLEDパネルも供給する予定としています。

f:id:kobonemi:20211209091913j:plain — 新型iPhoneのイメージ

AppleへのOLEDパネル供給を独占するSamsung Displayは、iPhone 13 Proモデル向けLTPO TFT OLEDパネルを提供しましたが、LG Displayも2022年、6.68インチのiPhone 14 Pro Maxに使用されるLTPO TFT OLEDパネルの一部を供給する予定です。
一方、Samsungは、6.06インチのiPhone 14 Proのホールパンチパネルをすべて供給する見込みです。

LTPO TFT OLEDのサプライヤーとしてLG Displayが加わることは、AppleにとってはSamsung Displayへの依存度を下げ、価格交渉で優位に立てるという利点があるとTHE ELECは指摘しています。

2022年モデルのiPhoneにはノッチが廃止されるという噂は、AppleのアナリストMing-Chi Kuo氏が今年3月に言及していました。
ホールパンチは、Androidデバイスの一部で採用されている技術で、ノッチの代わりに前面カメラ用のホール（穴）を中央に配置し、表示面積を広くすることが可能になります。

via MacRumors

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