Appleは現在ベータテスト中の「iOS 14.5」で、iPhone11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxを対象にバッテリーの状態報告の再調整を実施するアップデートを組み込んでいます。
バッテリーの状態報告が精度を欠いていたため再調整するというものですが、数週間かかる場合もあるとしているこの再調整が終了し、実際にバッテリーの最大容量が増加したという報告がちらほらと出ているようです。
9to5MacのBenjamin Mayo氏は、自分のiPhone 11 Proのバッテリー最大容量が86%から90%に増加したとツイートしています。
My phone has finished its battery calibration (part of iOS 14.5 for 11 series phones).
— Benjamin Mayo (@bzamayo) April 11, 2021
I went from 86% reported maximum capacity to 90%. So there’s that. pic.twitter.com/g5mttxbkiZ
The 8-Bitはユーザー報告をまとめており、上記のように最大容量が増えた一方で、反対に減ってしまったというユーザー報告も出ているようです。
Appleはサポート文書の中で、このバグはバッテリーの状態報告が精度を欠いているだけで、実際のバッテリーの状態に問題があるというわけではないく、再調整することで問題が解決するとしています。このバグには、バッテリーの消耗が想定外に速いという症状があり、ピークパフォーマンス性能が低下するという症例もわずかですが報告されているとしています。
この再調整は、「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」に「バッテリーの再調整に関する重要なメッセージ」として表示されます。
処理が完了すると、新しい最大容量 (%) とピークパフォーマンス性能が更新され、メッセージは削除されます。
再調整が正常に行われず、新しいバッテリーに交換するよう促すメッセージが表示されることもあります。この場合、Apple 正規サービスプロバイダでバッテリーを無償で交換して、最大限のパフォーマンスと容量を復元することも可能です。
Appleは日本時間4月21日に発表イベントを開催します。
これに合わせてiOS14.5は今週中にも一般リリースされる見込みです。
via MacRumors
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