世界的な半導体不足のために、一部のMacBookとiPadの生産が遅れていることをNikkei Asiaが伝えています。
チップの不足により、MacBookの生産で重要な工程である最終組み立て前のプリント基板へのコンポーネントの実装に遅れが生じていると、この件に詳しい関係者が述べています。
一方、iPadの一部の組み立ては、ディスプレイとディスプレイコンポーネントの不足のために延期されています。
今回の遅れの結果、Appleはこの2製品のコンポーネント注文の一部を今年の上半期から下半期に延期した、と関係者は述べています。
業界関係者や専門家によると、今回の遅延はチップ不足がより深刻化し、中小のハイテク企業に大きな影響を与える可能性があります。
Appleの代表的な製品であるiPhoneの生産計画は、今のところ供給不足の影響を受けていませんが、2人の関係者によると、iPhoneに使われる一部のコンポーネントの供給は「かなり厳しい」とのことです。全体として、コンポーネントの不足はAppleのサプライチェーン上の問題であり、消費者への製品供給にはまだ影響していないとみられています。
Appleは、年間約2億台のiPhone、2,000万台以上のMacBook、1,900万台のiPad、7,000万台以上のAirPodsを販売しており、それぞれのコンシューマーエレクトロニクス分野で世界のトップ5に入っています。
今年もまた、新型コロナウイルスのパンデミックによってもたらされた引きこもり経済が続いているため、PCの需要は引き続き堅調に推移しています。調査機関IDCによると、世界のPC市場は、昨年の約13%という急速な拡大に続き、今年は18%以上の成長が見込まれています。
しかしながら、米国、日本、ドイツは、チップ製造の主要国である台湾と韓国に対し、世界経済に欠かせない自動車産業向けのチップを優先的に生産するよう要請しています。これにより、家電製品やコンピューター製品向けの半導体の生産がさらに圧迫されています。
Source:Nikkei Asia via MacRumors
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