Appleが今秋発売する新型iPhoneについて、TrendForceはその予想されるスペック、価格、発売日を含む最新レポートを公開しています。
その中で、Appleはコスト削減と小売価格の安定化を図るため、新しいiPhoneに有線イヤホン（EarPods）やUSB電源アダプターなどのアクセサリーを同梱しないで販売することを決定したと指摘しています。
この情報はAppleアナリストMing-Chi Kuo氏などが以前予測していたこと続くものになりそうです。
TrendForceの予想する新モデルのスペックを見ると、今年の新モデルは全部で4モデルあり、5.4インチ「iPhone 12」、6.1インチ「iPhone 12 Max」、6.1インチ「iPhone 12 Pro」、6.7インチ「iPhone 12 Pro Max」となります。
いずれもTSMCによる5nmプロセスのA14チップを搭載し、5G通信は、前者iPhone12シリーズがサブ6GHzを、後者iPhone12 Proシリーズがサブ6GHzに加えてミリ波をサポートします。
搭載メモリーとストレージについてはグレー表示になっているのがちょっと気になりますが、iPhone12シリーズは4GB RAM、iPhone12 Proシリーズは6GB RAM搭載とされています。一方、ストレージは、iPhone12シリーズが64GB/128GB/512GB、6.1インチiPhone12 Proが128GB/256GB/512GB、6.7インチiPhone12 Pro Maxが64GB/256GB/512GBとなっています。6.1インチiPhone12 Proのみが128GBからスタートというのもちょっと不思議ですが、6.1インチiPhone12 Maxとの差異化でしょうか。
リアカメラは、iPhone12シリーズがデュアルレンズ、iPhone12 Proシリーズがトリプルレンズ仕様となります。OIS（光学式手ブレ補正）は前者がシングル、後者がデュアルとされています。
価格については、iPhone12が699～740ドルから、iPhone12 Maxが799～849ドルから、iPhone12 Proが1049～1,099ドルから、iPhone12 Pro Maxが1,149～1,199ドルから、と予想されています。
比較として、米Apple Storeでは現行Phone11が699ドルから、iPhone11 Proが999ドルから、iPhone 11 Pro Maxが1,099ドルからという価格設定です。
こうしてみると、TrendForceの予想では、iPhone12シリーズはiPhone11シリーズよりも価格が上昇するということになります。
一方、Ming-Chi Kuo氏は、AppleがiPhone 12のコストアップ分を消費者に転嫁する予定はないとし、iPhone11と同様の価格帯になることを示唆していました。
最後に、TrendForceの予想するiPhone12シリーズの発売日は全てのモデルが10月となっています。
Source：TrendForce, 9to5Mac, MacRumors
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