先日16インチMacBook Pro (16-inch, 2019) が発売されましたが、性能のわりに意外にも(Apple製品では)安価だということがわかりました。
たとえば、13インチMacBook Pro (13-inch, 2019, Thunderbolt 3ポートx 4) と同じ容量のメモリーおよびストレージにするとほとんど値段が変わらないのです。
モデル | 13インチMacBook Pro | 16インチMacBook Pro |
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CPU | 第8世代の2.4GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.1GHz) | 第9世代の2.6GHz 6コアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.5GHz) |
ディスプレイ | True Tone搭載13.3インチRetinaディスプレイ | True Tone搭載16インチRetinaディスプレイ |
GPU | Intel Iris Plus Graphics 655(内蔵グラフィックス) | AMD Radeon Pro 5300M(4GB GDDR6メモリ搭載) |
メモリー | 16GB 2,133MHz LPDDR3メモリ | 16GB 2,666MHz DDR4メモリ |
ストレージ | 512GB SSDストレージ | 512GB SSDストレージ |
ポート | Thunderbolt 3ポート x 4 | Thunderbolt 3ポート x 4 |
Apple Store価格 | 242,800円 (税別) | 248,800円 (税別) |
メモリー16GB、ストレージ512GBという上記の構成にした場合、13インチモデルは税別242,800円、16インチモデルは248,800円となり、差額はわずか6,000円となるのです。
同容量のメモリーとストレージとはいえ、実際のところ中身はかなり異なります。
プロセッサについては、13インチが第8世代4コアのCore i5に対して、16インチは第9世代6コアのCore i7です。もちろん16インチモデルの方がずっと高性能であり、CPU単体の価格もずっと上です。
グラフィックスについては、13インチがCPU内蔵のIntel Iris Plus Graphics 655に対して、16インチはAMD Radeon Pro 5300Mを外部GPUとして内蔵します。
13インチと16インチとでは、本体サイズも重量も、大きく異なります。
モデル | 13インチMacBook Pro | 16インチMacBook Pro |
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本体サイズ | 1.49 × 30.41× 21.24 cm | 1.62 × 35.79 × 24.59 cm |
本体重量 | 1.37 kg | 2.0 kg |
16インチは2kgとなり、旧モデルの15インチ(1.83 kg)よりも重く、13インチよりも600g以上重くなります。
単純に言って、13インチモデルにiPad Pro 12.9インチ(633g)を合わせたくらいの重量になるのです。
いつも持ち歩いて、電車でさっと開いて作業する、というMacBook Airのような感覚ではないことは確かです。
性能だけをみて16インチMacBook Proを選ぶと後悔することもあるかもしれません。
しかしながら、(Apple製品にしては)コスパの良い製品であることも事実。
これを買えば5年は使えるというレビューも読みました。
今時20万を超えるコンピューターを買うのは勇気がいるかもしれませんが、条件さえ見合えば非常にお買い得だと思います。
(その昔、30万もするPowerMacを買ったのを思い出しました。)