任天堂がゲームボーイのソフトウェア・エミュレーターの特許を取得したというニュースが出ています。
今年6月に任天堂はその特許を申請していました。11月27日(現地時間)、米国でその特許を得たことが明らかになりました。
いくつかのイラストは、さまざまなハードウェア・プラットフォームでエミュレーターが動作することを示しています。
携帯型ゲーム機、旅客機の各座席、デスクトップ、モバイルデバイスなどが描かれています。
イラストが古臭く見えるのは、特許に出願する書類とはそういうものなのか、だいぶ以前(1999年から2003年)から用意されていたものだからかもしれません。
任天堂は、自社のゲーム機以外で自社のゲームをプレイする環境を用意したことはなく、そうすることをかたくなに拒んできた経緯があります。
セガやスクウェア・エニックスがAndroidやiOSなどスマートフォンやタブレット向けに自社のゲームコンテンツをリリースしているのとは対照的です。
すでに、AndroidやiPhone向けに、非公式なエミュレーションアプリが多数出回っています。
そのため、このニュースはそれほど目新しいことではないと聞こえるかもしれません。
しかしながら、この事実によって、任天堂自ら公式にエミュレーションアプリを容易することが可能となりました。
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もちろん、この特許によって任天堂がモバイルなど自社のゲーム機以外のプラットフォームでゲームをリリースすることが確定したわけではありません。
しかし、少なくとも、特許を取り、そうしたこともすでに可能になったということは確かです。
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NeoGAF via PhoneArena