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iPhone5s/5c/5用強化ガラス保護フィルム比較 SPIGEN SGP GLAS.t SLIM と Colorant USG ITG PRO

定番のiPhone5s、iPhone5c、iPhone5向け強化ガラス製フィルム、SPIGEN SGP「GLAS.t SLIM」とColorant「USG ITG PRO」の2製品を比較してみました。

写真左側がColorant「USG ITG PRO」を貼ったiPhone5(シルバー)、右側がSPIGEN SGP「GLAS.t SLIM」を貼ったiPhone5s
今回比べたのは、次の2製品です。

製品名称

製品仕様

  • SPIGEN SGP「GLAS.t SLIM」:薄さ0.26mm、表面硬度8〜9H、オレオフォビックコーティング、韓国製
  • Colorant「USG ITG PRO」:薄さ0.33mm、表面硬度9H、オレオフォビックコーティング、日本製ガラスで韓国製造


両製品の厚みには、0.07mmの差があります。Colorant「USG ITG PRO」の方がほんの僅かですが厚みがあります。
Colorantの製品説明を読むと、「ITG PROのガラス素材は、コーニング社と並ぶ世界トップクラスのガラス製造メーカーの最上級品を使用」「生ガラスのマーケットで現行手に入る一番薄い製品は0.33mm」であるとし、他社製ではこの生ガラスを溶かし薄くしていると指摘、「耐久性の強い日本産ガラスの最上品を溶かすことなくそのまま使用し、最高のコーティングを施すことで更に耐久性を高め」たとしています。
どちらも表面硬度は9H、通常のPET製液晶保護フィルムの3倍の硬さです。耐指紋・油分防止コーティングが施されています。

厚みの比較
側面を中心に、SPIGEN SGP「GLAS.t SLIM」とColorant「USG ITG PRO」の薄さを比べてみました。

下の写真は上部側面から撮影。通話用スピーカー付近、側面のエッジ部分など、強化ガラスの厚みが分かりやすいと思います。側面が薄く緑色に見えるのが強化ガラスの特徴です。

(シルバーがColorant「USG ITG PRO」、ゴールドがSPIGEN SGP「GLAS.t SLIM」)
下は側面下部部分。2枚目の写真は1枚目の拡大です。なお、iPhone5(シルバー)には製品付属のアルミホームボタンを貼り付けてあります。

(下部側面)
光の当たり方や並べ方で両製品の見た目に差が出てしまう可能性もあるため、下の2枚の写真では置き方を変えて撮影しました。
1枚目の写真はシルバー(Colorant「USG ITG PRO」)を画面右側に、2枚目はシルバーを画面左側にしています。

(下部側面)

続いて、側面からの撮影です。
1枚目の写真はホームボタン周辺、2枚目は通話スピーカー周辺です。
側面から見た場合も、両製品に明確な違いは感じませんでした。

(側面)

液晶面の見た目の違い
次に、両製品を正面から見てみました。
下の写真では、左側がColorant「USG ITG PRO」(シルバーのiPhone5)、右側がSPIGEN SGP「GLAS.t SLIM」(ゴールドのiPhone5s)です。

(液晶面)
両製品の見た目は、個人的には、正直ほとんどわかりません。コカコーラとペプシコーラの違いよりも僅かかもしれません。
どちらも映像は鮮明であり、フィルムを貼らない時よりも鮮やかであるという印象さえ受けます。
明るさも申し分ないです。あるとすれば、iPhone5は購入後1年が経過、iPhone5sは購入後1か月の経過という違いでしょうか。これは、もちろんフィルム同士の差ではなく、iPhone本体の時間の経過による差です。それを差し置いても、両者はどちらも同じくらい鮮明で明るいです。

両製品の指滑り
どちらも同時期に貼り付けたので、表面については、ほぼ同じコンディションのはずです。
そこで、両者を実際に指で触れてみた感想としては、幾分ですが、それでも明確にSPIGEN SGP「GLAS.t SLIM」の方が滑らかであったと感じました。

(手前がSPIGEN SGP「GLAS.t SLIM」、奥がColorant「USG ITG PRO」)
もちろん、Colorant「USG ITG PRO」が悪いわけではありません。単体で触れていれば、Colorant「USG ITG PRO」の表面の滑らかさは素晴らしいです。
しかし、両者を比べてみると、SPIGEN SGP「GLAS.t SLIM」の滑りの良さは更に上をいきます。
もっとも、滑りが良いことと、滑りすぎることは紙一重かもしれません。適度な感触が必要と思えば、滑りすぎると感じることもあるかもしれません。どちらが実際に使ってみて心地良いか、は個々人によるかと思います。

総評〜SPIGEN SGP「GLAS.t SLIM」とColorant「USG ITG PRO」

  • 製品自体の薄さは、スペック上は違いがありますが、見た目や実際の使用感においてはそれを意識することはないと思います。
  • どちらも操作を妨げない程度の厚みであると感じました。通常の液晶保護フィルムとの違いは下記記事をご覧ください。
  • 液晶ディスプレイの見た目は、両製品共に、甲乙つけがたいです。知らない人が見れば、どちらも同じ製品を貼り付けてあると思うのではないでしょうか。
  • どちらも、iPhone本来の画面の鮮やかさや明るさを十二分に引き出してくれます。一度使ってしまうと、もはや通常のPET製フィルムには戻れなくなると感じました。
  • 液晶面の指の滑りについては、若干ですが、SPIGEN SGP「GLAS.t SLIM」が良かったと感じました。これは個人的な感想であり、他の人は違う意見を持つかもしれません。ただ、指滑りの滑らかさだけでは両製品の優劣を決めることはできないとも思います。
  • 指紋や皮脂などの汚れの拭きとりやすさも、両製品には明確な違いは感じられませんでした。どちらも汚れが付着してもとても拭きとりやすいです。拭きとりには製品付属のクロスか、カメラやメガネなどレンズ向けのキメのこまかく柔らかなクロスの使用をおすすめします。
  • 両製品の硬度については、これから長期間使ってみないと判断できないと思います。製品の耐久性についても同様です。
  • ガラス製フィルムは一般にフチ部分が欠けやすいといわれています。実際、iPhoneを地面に落してしまい、貼り付けていたガラス製フィルムの端が欠けてしまった経験があります。ガラス製フィルムには、保護ケースの併用を強くおすすめします。特に、ケース側面がガラスよりも高くなる保護ケースが良いと思います。高さのあるケースにより、ガラスに直接衝撃が加わることを防げると思います。
  • 両製品とも、ハイエンドモデルとして、ラウンド加工の施されたバージョンも発売されています。ガラスの端を丸く処理するラウンド加工によりiPhoneとの一体感が増しガラスの厚みを感じない仕上がりとなっています。

SPIGEN SGP iPhone 5s/5c/5 Steiinheil GLAS.t SLIM Premium Screen Protector

Colorant USG ITG PRO - Impossible Tempered Glass for iPhone 5s/5c/5