「iPhone 5s」に搭載されたA7チップは、スマートフォン向けとしては世界初の64bitプロセッサであり、「iPhone 5」のA6チップと比べて2倍高速です。
「超薄型のスマートフォンに、デスクトップクラスのアーキテクチャが入っている」と表現されたiPhone5sのパフォーマンスは、確かに、デスクトップマシン「Mac mini」にさえ迫ることがわかりました。
Geekbench iPhone Multi-Core performanc：Primate Labs（@primatelab）
上のグラフは、iPhone5s、iPhone5cを含む歴代のiPhoneのGeekbenchスコア（マルチコア）です。
ここで、iPhone5sは2540、iPhone5cは1285、iPhone5は1278、iPhone4sは406をマークしています。
一方、下のグラフは歴代MacシリーズのGeekbenchスコア（マルチコア）です。
iPhone5sの2540というスコアは、MacBook Pro（13inch Early 2010）の2393を超え、Mac mini（Early 2010）の2572と同等のレベルに到達しています。どちらのMacもIntel Core 2 Duoを搭載した3年前のモデルですが、現在でも現役で使っているユーザーもいるのではないでしょうか。
もちろん、同じGeekbenchの計測結果とはいえ、この数値だけで同レベルとは断言できません。ただし、スマートフォンクラスのデバイスが少し前のハイエンドノートやデスクトップPCにさえ匹敵するレベルに近づきつつあるのは確かであり、実際にPCを使わないでスマートフォンやタブレットで済んでしまうことも多くなっているのも事実です。今回の比較は、昨今のPC離れもある意味納得できるような、そんな状況を垣間見せてくれるのではないでしょうか。
参考：Macs Future 9to5Mac
iPhone5Sの情報は[iPhone 5S]カテゴリ、iPhone5cの情報は[iPhone 5C]カテゴリに、それぞれまとめてあります。
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iPhone5sのGeekbenchスコアはMacBook Pro（2010）を超えMac mini（2010）と同等レベル
