中国で開かれているトレードショーに出席し、Appleのサプライチェーンから入手した情報として、Topeka Capital MarketsのBrian White氏は、iPhone廉価版がiPhone5Sと共に6月に発表されることを主張しています（AppleInsider、Business Insider）。
iPhone廉価版のコンセプトイメージ
iPhone廉価版は、iPhone5と同じサイズのディスプレイを搭載します。そのボディは他のアナリストの予測するようにカラフルなプラスチック製となりますが、その形状はカーブしているといいます。カーブしたプラスチックボディがどんな風にどの程度曲がっているのかは明らかにされていません。もし、AppleがiPhoneにプラスチックボディを採用するのであれば、それはiPhone3GS以来になります。iPhone3GSの背面は、iPhone5やiPhone4S/4のフラットな背面と比べれば、丸みを帯びた形状です。そこから、iPhone3GSをカラフルにしたようなiPhone廉価版の予想イメージがいくつか登場しています（関連記事）。価格は400ドル程度になると予想しています。
一方、iPhone5SはディスプレイなどiPhone5とほぼ同じであるが、より大きなカメラを搭載し、本体左側面のボタンがわずかに変更されるといいます。
White氏の入手した情報は、Appleが順調に新モデルの準備を進めているというものであり、KGI SecuritiesのMing-Chi Kuo氏の情報（関連記事）とは対照的です。Kuo氏は新モデルが予想よりも遅れると主張しています。
一方、2人のアナリストに共通している部分もあり、iPhone5Sには指紋認証システムが搭載されるというのがその1つです。White氏は指紋認証がiPhone5Sにおいて主要な機能になると考えています。iPhone5Sにおける指紋認証は、iPhone4SにおけるSiriの存在と類似していると考えられています。同じ予測はMorgan StanleyのKaty Huberty氏も行っています（関連記事）。
White氏は先日のレポートにおいてiPhone5Sには2つのサイズが用意されると主張していました（関連記事）。今回の情報を提供したサプライヤーからはこうした話を聞くことはなかったようです。
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