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iPhone廉価版は出る?出ない?:2つの識者の見方

ローコストのiPhoneの噂や予想が例年にも増して数多く登場しています。iPhoneの廉価版モデルは中国など新興成長市場に向けて開発されているともいわれています。その鍵となるのは、そのような製品が中国で受け入れられるかどうかにかかっていると考えられています。
iPhone5
写真は2012年9月に発表されたiPhone5
「廉価版iPhoneの発売濃厚」と伝えているダイヤモンド・オンラインは、その噂をコンパクトにまとめて伝えています。iPhoneの廉価版が真実味を帯びているのは、Appleの取り巻く環境に変化が生じている点あります。iPhoneの市場シェアが伸び悩んでいるとされる現在、iPhoneのローコストモデルを発売する可能性は以前よりも高まっているとしています。ちょうどよいタイミングでApple CEO Tim Cook氏が中国移動通信とトップ会談のため中国を訪れたことも、こうした予測を後押ししています。しかし、「世界最高レベルの技術や素材を使い、プレミアムな商品のみにこだわってきた」Appleにとって、廉価版投入は大きな戦略上の賭けになるとも考えれます。
中国でiPhoneやiPadなどApple製品が人気があるのかは、そのプレミア感にあるとCNN.co.jpは中欧国際工商学院教授、ジョンウェン・チャン氏の寄稿を伝えています。たとえば、iPadが中国本土で発売される以前、iPadは「政府当局者が最も喜ぶプレゼント」だったといいます。「アップル製品を持たなくてはいけないという社会的プレッシャー」が中国の富裕層から中間層にまで及んでいるともいいます。そうしたApple製品だけが持つプレミアムイメージが、廉価版iPhoneにおいても発揮されるのかどうかは否定的に捉えられています。価格を抑えたiPhoneの発売は、現在の高価格なiPhoneに手の届かない数多くの消費者にとっては朗報かもしれません。しかし、それによりiPhoneの高級イメージが損なわれ、エリート層の支持にも影響が出るだろうとしています。一例として、かつては中国市場を圧倒していたNokiaは、人気が出すぎて失敗したことが挙げられています。
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