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MacBookPro Retina 13.3インチモデル分解レポート:メモリ直付け、SSD着脱可能、バッテリー容量、15.4インチとの違いなど

新型MacBook Pro 13.3インチRetinaディスプレイモデルの分解レポートをiFixitが行っています。分解されているのは8GB RAM、256GB SSDとあり、ハイエンドモデル(日本では型番MD213J/A)の方です。
13-Inch Retina MacBook Pro Teardown 1 iFixit
13inch Retina MacBook Proのフタを開けたところ:iFixit
Retina 13インチモデルが15.4インチモデルと比べて一見して異なるのは、バッテリーとSSDの配置だとされています。15インチモデルではトラックパッドの下にもバッテリーが配置されていましたが、13.3インチではそこにSSDモジュールが置かれます。また、6つのバッテリーセルのうち2つは接着剤を用いす固定されており取り外しも15.4インチに比べれば容易のようです。バッテリーはModel A1437 11.21V 74.0Wh 6600mAhというスペックです。15.4インチは10.95V 95W 8460mAhのものが内蔵されていました。
SSDの配置された隣の部分にはいくらかの空白があり、これも15.4インチには見られないものです。こういう空きスペースはAppleらしくないとiFixitは指摘しています。内蔵SSDを取り外すと2.5インチ厚さ9.5mmのCrucial SSD(m4のように見えます)を入れるほどのスペースがあります。しかし、そこのフタを閉じることはできなかったようです。7mm厚や5mm厚などもっと薄いSSDであれば入るかもしれないとされています。もっとも、接続ケーブルが特殊のため、通常のSSDを入れることができても接続はできないようです。
SSDモジュールは取り外し可能です。これは15.4インチモデルでも同様でした。SSDはSamsung MZ-DPC2560/0A2ユニット(S4LJ204X01-Y040、K4T2G31QF-MCF7、K9FGY8UA7A-HCKO 32 GB NAND flash)が内蔵されていました。NANDフラッシュが8つあり合計256GBになります。
13-Inch Retina MacBook Pro Teardown 3 iFixit
ロジックボードの表面:CPU(赤)、メモリー(オレンジ)、プラットホーム・コントローラ・ハブ(黄)、Thunderbolt コントローラ(緑)
ロジックボードには、Intel 第3世代Core i5-3210Mプロセッサ、Hynix H5TC4G83MFR DDR3L SDRAM 8GB RAM、Intel BD82QS77 platform controller hub、Intel DSL3510L Thunderbolt controllerなどが直付けされています。反対側にはTexas Instruments Stellaris LM4FS1AH microcontroller、上記と同じHynix製RAM、SMSC USB2512B USB 2.0 Hub Controller、Cirrus Audio 4206BCNZ audio controllerなどがあります。メモリーについても15インチモデルと同様に交換や増設は不可能のようです。
13-Inch Retina MacBook Pro Teardown 2 iFixit
分解の全体図
ディスプレイ部分はほとんど分解不可能だといいます。液晶に何らかの問題が生じればパネルユニットごと交換になるだろうとされています。その他、トラックパッドにはiPhone5と同じBroadcom BCM5976 touchscreen controllerが使われています。
MacBook Pro 13.3インチRetinaディスプレイモデルの分解のしやすさ(修理のしやすさ)は、10段階中2段階(10段階が最も容易)とiFixitは評価しています。
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