Surface RTタブレットの液晶ディスプレイは、iPad2よりもシャープだが、iPad3ほどではないとディスプレイテストで有名なDisplayMate（via AppleInsider）が伝えています。
Microsoft Surface RT ディスプレイ
留意する点は、DisplayMateはMicrosoft Surface RTをまだ入手できなかったため、同じClearType表示方式のAsus製Netbookを用いていることです。ただし、Surface RTとAsus Netbookのディスプレイスペックはほぼ同一であるとしています。Surface RTタブレットはClearTypeと呼ばれるサブピクセルレンダリング方式を採用しています。一方、iPad2やiPad3は標準的なピクセルレンダリング方式です。DisplayMateは、サブピクセルレンダリングは、赤、緑、ブルーの個々のサブピクセルが独立した要素とみなし、特定のピクセルに結びつくことがないといいます。そして、サブピクセルレンダリングは場合によっては最大3倍のスクリーンのように見せることができると説明しています。
Surface RT、iPad2、iPad3でsafariを用いThe New York TimesのWebサイト表示させてテストは行われました。3モデルは横画面表示でいずれも5.9インチの高さを持っており公正な比較であったといいます。
結果として、Asus製Netbook上のクリアタイプディスプレイ（768ピクセル）はiPad2（768ピクセル）と比べてかなりシャープであったと評価されています。しかし、iPad3（1536ピクセル）と比較してしまうとシャープさに欠けるとしています。
Microsoft Surface RTタブレットが、今回用いたAsus Netbookよりも優れた液晶を持つ可能性は大いにあります。しかし、それでも、iPad3よりも視覚的にシャープになることはまずあり得ないだろうとDisplayMateは書いています。
Microsoftは、Surface RTよりもハイエンドであるSurface Windows8 Proタブレットも発売します。Surface Windows8 Proタブレットは1920×1080、208ppiのスクリーンを搭載しています。こちらは、iPad3（2048×1536、264ppi）に匹敵する可能性はあるとしています。また、Microsoft製以外のWindowsタブレットは、Microsoft製よりも優れたディスプレイも搭載するかもしれないと、期待をみせています。
Microsoftのエンジニア、Steven Bathiche氏は、Reddit IamAセッションにおいて、Surface RTのディスプレイがiPad3よりも優れていると説明していました。CNET Newsがその様子を伝えています。そこではSurface RTが採用するClearType技術の素晴らしさが紹介されていました。
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