Colorant USG ITG Impossible Tempered Glass for iPhone5を購入し、iPhone5に貼り付けてみましたのでレビューします。
0.4mmの強化ガラス製フィルムがどの程度の厚みがあるのか、どんな見え方か、USG ITG Impossible Tempered Glassを貼り付けたiPhone5と普通のPET製保護フィルムを貼り付けたiPhone5の2台を用意し比較してみました。
USG ITG Impossible Tempered Glassを貼ったiPhone5(写真右側)とTUNEWEAR eggshellの付属フィルムを貼り付けたiPhone5
定価2,940円だけあって、パッケージはなかなか凝っています。
中身を開くと黄色い派手な内ケースがあり、その中に、強化ガラス製シート、ホームボタンステッカー(ブラック/ホワイト)、ホコリ除去用シール、マイクロファイバークリーナーが入っています。
パッケージには日本語による貼り方などの説明はありません。
強化ガラス製シートには表面と裏面があります。裏面をiPhone5の液晶面に貼り付けます。表側は【1】、裏面が【2】となっているので注意です。保護シールに次のように書かれています。
- Protective Film: Please peel off this mask before application.
- Adhesive Film: please peel off This protective Film from The membrane.
【1】が保護フィルム、つまり表側です。【2】が接着フィルム、液晶に貼る側です。
貼り方について
- アマゾンのレビューにとても有用な貼り付け方法がありました。最初にホームボタンステッカーを貼り付けてから、ガラスシートを貼ると、ガラスシートの位置決めをしやすい、というものです。今回、その方法で試したところ、なかなか上手に貼ることができました。
- 液晶フィルムを貼る前に、液晶面に付着した小さなホコリやゴミを完全に除去するのは至難の業です。付属のクリーナーを使ってもどうしても塵などが残ってしまいます。そこで、発想の転換で、スプレー式のエアダスターやカメラなどで使うエアブロアーなどを使うとうまくいくかもしれません。この方法は他のフィルムでも使えると思います。ただし、これを使う前にフィルムのシールをはがさないように。フィルムの接着面にゴミが付着してしまいます。
- 先に貼り付けたホームボタンステッカーを目安に、一気にガラスフィルムを貼る、といより置きます。それから中央を押していくとすうっと貼りついていきます。気泡ができても時間を置けば消えてしまうと説明されています。今回はほとんど気泡ができませんでした。ホコリさえきちんと除去しておけばまず大丈夫だと思います。
- メーカー説明では、一度外して貼り直しも可能となっています。今回試した限りでは一度貼ると表面があまりにスベスベで剥がすのが困難でした。実質、貼り付けは1回限りと感じられました。
続いて、USG ITG Impossible Tempered Glassを貼り付けたiPhone5と、普通のPET製保護フィルムを貼り付けたiPhone5とを並べて写真を撮ってみました。後者にはTUNEWEAR eggshell for iPhone 5に付属したフィルムとホームボタンを貼り付けてあります。
まずは側面から。お互いのiPhone5の液晶面を内側にして並べています。写真の下にあるのがUSG ITG Impossible Tempered Glassを貼り付けた方です。ガラスシートがうっすらと緑色に見えると思います。これがUSG ITGの厚みです。
上部側面から撮影。右側がUSG ITGを貼ったiPhone5です。
液晶面を上にして側面後部から撮影。上にあるのがUSG ITGを貼ったiPhone5。ホームボタン部分や本体エッジ部分を見比べると、USG ITGの厚みがどの程度が確認できるかと思います。
液晶面を上にして、今度は側面上部から撮影。PETフィルムよりはさすがに厚みがあることがわかると思います。しかし、後述するように実際の使用感ではこの厚みはほとんど気になりません。
別のアングルから撮影。光の当たり方によってフィルムの存在が見え隠れしています。
最後に正面から撮影。右側がUSG ITGを貼ったiPhone5です。
USG ITGの方は通話用スピーカーにだけ穴が抜かれています。一方、TUNEWEAR eggshellの方はセンサー部分も穴があります。USG ITGは透明度の高いガラス製であり、フロントカメラの用途から考えてもそれほど影響はないと思います。2台のiPhone5はどちらも同じ明るさにしています。写真を見た限りでは明るさや見え方に違いはないと思います。
実際の使用感
- まず、USG ITG Impossible Tempered Glassの表面は物凄くスベスベです。USG ITGを貼ったiPhone5の上にiPhone5を置くと、スルスルと上に置いたiPhone5が滑ってしまいます。反対に、普通のフィルムを貼ったiPhone5の上に置いても滑ることはありませんでした。そうした点からもUSG ITGの表面は非常に滑らかであり、指通りも良いです。
- USG ITGの厚みに関しては、別の保護フィルムを貼ったiPhone5とでは、その使用感に影響することはないと個人的には思います。フィルムを貼らない場合と比べると差が出るとは思いますが、フィルムを貼った同士の比較では特に違いはないと感じました。
- ガラスフィルムの厚みがタッチ操作に影響することもないと思います。ホームボタンの押し心地については、個人差があると思いますが、ホームボタンシールを正確な位置に貼りさえすれば、押した時の違和感は少ないと思います。なお、ホームボタンシールは不透明タイプです。付属したシールは真ん中の□(四角)マークが円の中心からずれていました。もっともそのずれを天地方向にして貼り付ければ、上の写真のようにほとんど目立たないと思います。写真を良く見ると四角マークが若干下になっていることがわかるかもしれません。
- 耐久性などについては、これから使用してみないと何とも言えませんが、指の滑りも良く、使い心地は上々です。通常のフィルムよりも画面もクリアになったように感じられます。最初の感想としては非常に満足しています。
追記:GLAS.t iPhone5のレビュー記事をアップしました。
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