「新しいiPad」(新型第3世代/iPad3/iPad2012)と「iPad 2」とで同じ被写体を撮影し、カメラ性能を比べてみました。
「新しいiPad」のカメラ性能は500万画素。「iPad 2」の92万画素から飛躍的に向上しています。分解レビューによれば「新しいiPad」のカメラ自体は「iPhone4」と同じものが使われています。iPadでの撮影は両手でしっかりと固定しなくてはならないのがちょっと大変ですが、「新しいiPad」「iPad2」「iPhone4S」を持って街の風景を撮影してみました。
なお、「新しいiPad」と「iPad2」の外観、液晶ディスプレイなどについては比較レビュー記事 その1をご覧ください。
晴天の屋外にて「新しいiPad」の大きなポスターを撮影1
- 写真は左から「iPad 2」、「新しいiPad」、「iPhone 4S」の順番です。
- ポスターが展示されたショーケースには地面の石畳がガラスに映り込んでいます。「新しいiPad」はポスター内のiPadのホーム画面のディティール、映り込んだ石畳の様子も鮮明に表現しています。同じ場所から「iPhone 4S」で撮影した写真と比較しても「新しいiPad」のカメラはなかなかの表現力だと思います。
- 上の拡大写真。ホーム画面の各アプリの文字も読むことが可能です。また、ガラスに映り込んだ人影なども判別できます。左からiPad2、iPad3、iPhone4S。
- 同じ被写体を別のアングルから撮影しています。写真左が「iPad 2」、右が「新しいiPad」です。
- 拡大写真。「新しいiPad」はポスターの鮮やかな花のめしべも判別できます。写真下部のサムネイルも綺麗に写されています。ガラスに映り込んだ石畳の模様と混ざり合うこともなくクリアな写真です。
- 東側の窓に向って少々暗めの室内で撮影しています。左側の写真が「iPad 2」、右側が「新しいiPad」です。
- スターバックスのコーヒーボトルと(食べかけの)スコーンを撮っています。「iPad2」の撮影した写真は全体的に暗めです。「新しいiPad」は紙製カップやトレイの質感なども確認できますが、リサイズされた画像では「iPad2」の撮影した写真でも十分のようにも見えます。
- ただし、写真を拡大すると違いははっきりと分かります。「新しいiPad」はスタバのロゴマークの「TM」マークまで判別できます。
iPadで撮影する利点としては、撮影後、その場で大画面で写真を確認できることが挙げられます。「iCloud」の「フォトストリーム」を利用すれば、同一アカウントで撮影した他のデバイスの写真も一緒に見ることができます。
今回、「新しいiPad」「iPad2」「iPhone4S」を同じ「iCloud」アカウントで使用し、SIMフリーの「iPhone4S」でテザリングをしながら撮影しました。これにより2台の「iPad」はWi-Fiで「iPhone 4S」と接続されます。各々が撮影した写真は即座に「iCloud」にアップされ、「フォトストリーム」で共有できるようになります。「iPhone4S」や「iPad2」で撮影した写真をその場で「新しいiPad」のRetinaディスプレイで確認することができます。「iCloud」を利用することで「新しいiPad」のフォトビューアーとしての役割がさらにアップします。
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