日本で12月18日より発売されたKindle Fire HD 7インチモデル、iFixitが米国版の発売時に行った分解レポートを紹介します。
Kindle Fire HD 7inch:iFixit
なお、マイナビニュースによれば、日本版のKindle Fire HDのバッテリー容量は4,440mAh(公開された写真をみると3.7V、16.43Whというスペック)。iPad miniと同じ容量です(詳細はiPadminiの分解レポートへ)。一方、iFixitが分解した米国モデルも4,440mAh、3.7V、16.43Whでまったく同一です。ちなみにNexus7は4325mAh、3.7V、16Whであり、ライバル3製品のバッテリー容量はほぼ横並びです。
Kindle Fire HD 7インチ 16GBモデル米国版の中身を見ていくと、プロセッサにTexas Instruments OMAP 4460、ストレージにSamsung KLMAG2GE4A eMMC 16GB、メモリーにElpida B8164B3PF-1D-F 8 Gb (1GB) DDR2 RAMなどが搭載されています。
(Kindle Fire HDに搭載されたTI OMAP 4460)
その他、次のようなパーツが明らかになっています。
- Broadcom BCM2076:GPS、GLONASS AGPS、Bluetooth4.0、FM Receiver/Transmitter
- B50 5222 12507A9A10:Broadcom BCM43239 802.11n
- Wolfson WM8962E Ultra-Low Power Stereo CODEC
- MIMO Wi-Fiアンテナ
- LG LD070WX3-SL01:液晶ディスプレイ
型番も記載されていないようで、ほとんどわからなかったのはフロントカメラです。アマゾンのスペックではHDサイズとだけ表記されています。
Kindle Fire HD 7インチモデルの分解難易度は10点中7点(数字が大きいほど容易)とiFixitは評価しています。背面ケースを開けるのは容易であり、バッテリーも接着剤で固定されていません。LCD部分などに分解の難しさはあるも比較的容易に分解や修理が行えるとされています。
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