アプリやツールなど特別なものは何も使わずに、iPhoneやiPadのバッテリーの充電回数を調べる方法です。
次の方法でバッテリーを何回充電したのか、その回数を確認することができます。
ZDNetはRedditで公開されている方法で確認できたことを伝えており、自分でも手元のiPadでも調べることができました。
iPhoneやiPadのバッテリー充電回数を確認する
次のような手順となります。
- 「設定」 ＞「プライバシー」 ＞ 「解析および改善」 をタップ
- 「iPhoneとWatch解析を共有」or「iPad解析を共有」をオンにしておく
- 「解析データ」をタップ
- スクロールして「log-aggregated-2021-01-17-xxxxxx.ips」というように「log-aggregated」で始まる最新の日付のデータをタップする。
- 右上の「共有」をタップし、メールやAirDropなどで他のコンピュータに送る
- コンピュータでファイルを開き「BatteryCycleCount」で検索するとその文字列の下に充電回数を確認できる
データは膨大で該当するテキストを探すのは大変です。そこで、パソコンなどにメールで送ってしまい検索したほうが簡単だと思います。
手元の環境では「iPhoneとWatch解析を共有」が無効になっていたiPhoneでは該当するデータが見つかりませんでしたが、すでに有効になっていたiPad miniでは見つかりました。
自分のiPad miniの場合「98」という数字があり、これがバッテリーの充電回数（後述のようにAppleの言い方では「充電サイクル」）です。
<key>com.apple.ioreport.BatteryCycleCount</key> <integer>98</integer>
追記：iPhoneでもログが確認できたので調べてみたところ197回でした。
<key>com.apple.ioreport.BatteryCycleCount</key> <integer>197</integer>
Appleによれば、「iPhoneのバッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80パーセントを維持できるように設計されて」おり、「iPadのバッテリーは、フル充電サイクルを1,000回繰り返した時に、本来の容量の最大80パーセントを維持できるように設計されています」（Appleサポートページ）。
充電サイクルとは次のようにカウントします。
バッテリー容量の100%に相当する電力を使い切ると（放電すると）1回の充電サイクルを完了したことになりますが、必ずしも1回の充電ごとにすべてを使い切る必要はありません。例えば、バッテリー容量の75%を1日で消費し、夜のうちにフル充電したとします。翌日25%を消費する、すなわち合計100%消費すると、2日で1回の充電サイクルを完了したことになります。1回のサイクルを完了するのに数日かかることもあるかもしれません。
バッテリー - なぜリチウムイオンなのか？ - Apple（日本）
自分のiPad mini第5世代は2019年3月に購入したので、もうすぐ2年間が経過します。
それでもフル充電サイクルは100回ほどで、本来の容量の最大80％を維持できる1000回に比べて、わずか10分の1です。
まだまだバッテリーは元気だと考えて良さそうです。
追記：iPhone11ProMaxは2019年9月に購入したので、使い始めて1年4ヶ月が経過しました。
iPhoneの場合500回充電で本来の容量の最大80％維持となっているので、約200回という現在の充電サイクルはその目安の40％ほどです。
このままのペースで使っていくと、使用開始から約3年で500回の充電サイクルに達することになりそうです。
自分のiPhoneやiPadのバッテリー充電回数を確認したい方は是非試してみてください。
更新2022年3月31日：iPhoneの充電回数をメモ。
| 2022年3月31日 | 372 |
| 2021年1月19日 | 197 |
| 2019年10月？ | 1 |
更新9月27日：iOS15、iPadOS15でも上記方法で調べることが可能であることを確認し、タイトルをiOS14/iPadOS14からiOS15/iPadOS15対応に変更
更新1月19日：iPhoneの充電回数を確認し追記
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