Appleは日本時間3月17日にiOS11.3の6番目のパブリックベータ版「iOS 11.3 Public Beta 6」(ビルド番号15E5216a)をリリースしました。開発者向けと同時リリースです。
watchOS 4.3 beta 6 (15T5212a) も同時に利用可能です。
前ベータBeta 5はわずか4日前の3月13日にリリースされていました。
リリース間隔が短いため新機能の追加よりもバグ修正が主となると思われます。
これまでの更新内容を確認すると、Beta4では「Books」アプリが元の名称である「iBooks」に戻されたほか、Apple Payが北京および上海の交通機関に対応することを示すコードが発見されていました。
Beta3ではiOSおよびtvOSから「AirPlay 2」機能が削除されていました。
AppleはiOS11.3を今春リリースすることを告知しています。
iOS11.3には、注目の新機能として、iPhoneのバッテリー状態とパフォーマンスを確認できる「バッテリーの状態(ベータ)」が追加されます。この機能はiPhone6以降が対象です。
- 設定 > バッテリー > バッテリーの状態
「バッテリーの状態」では、ピークパフォーマンスをダイナミックに管理することで突然のシャットダウンを防ぐパフォーマンス管理機能を、ユーザ自身が確認し、その機能をオン・オフにできるようにもなりました。この機能は、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plusに適用されます。
Appleは、「バッテリーの状態」に関する詳細なサポートページを公開しています。
その他、「Messages in iCloud」(iCloudにメッセージを保管)、ARKit 1.5、iPhoneXに新しいアニ文字の追加などが目立った点です。
個人的には、iMessageをiCloudに保管できるようになったことが嬉しい点です。
新しいデバイスを購入し新規デバイスとしてセットアップしたとしても、iCloudにサインインすれば、過去のメッセージを含むiMessageデータを同期できるようになります。
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ベータ版をインストールする
初めてパブリックベータをインストール場合、無料でAppleのベータプログラムのサイトに登録することでダウンロードできます。
上記サイトでApple IDにサインインしベータプログラムに登録し、手順に沿って構成プロファイルをダウンロード・インストールすることで、ソフトウェアアップデート経由でiOS11のパブリックベータをインストールできるようになります。
なお、パブリックベータのインストール前に(iCloudではなく)iTunesを使って必ずバックアップを取るよう推奨されています。iOS10に戻したい場合はiTunesを使って復元の後、バックアップから復元します。
iOS11は、次のデバイスにインストールできます。
- iPhone X
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone 6
- iPhone 6 Plus
- iPhone SE
- iPhone 5s
- 12.9インチiPad Pro 第2世代
- 12.9インチiPad Pro 第1世代
- 10.5インチiPad Pro
- 9.7インチiPad Pro
- iPad Air 2
- iPad Air
- iPad(2017)第5世代
- iPad mini 4
- iPad mini 3
- iPad mini 2
- iPod touch 第6世代
自分でもiOS11にアップデートし、元に戻してみました。
Source:Apple Developer, Apple Beta Program