Appleは日本時間1月25日にiOS11.3の最初のベータ版「 iOS 11.3 Beta 1」(ビルド番号15E5167f)を開発者向けに公開しました。同時に、macOS 10.13.4 beta (17E139j)、tvOS 11.3 beta (15L5164e) もリリースされています。
パブリックベータ版はまだですが近日中に利用可能になるはずです。
iOS11.3の新機能についてはすでに発表がありました。正式版の一般公開は今春の予定です。
本ベータ版には、Appleが紹介(アニ文字の追加、ARKit 1.5、Business Chat、Health Records、Apple Musicでミュージックビデオなど)した以外の新機能や変更点が含まれています。
9to5Macはハンズオンビデオを公開しており、次の機能を紹介しています。
- New privacy splash screen w/ Learn More details
- New blue Privacy icon in Settings
- New Privacy link in News app
- New glyph and message when making App Store purchases
- Four new Animoji: Bear, Dragon, Lion, and Skull
- Messages on iCloud
- App Store Updates tab features size and version number
- Updated Health app with health records from hospitals
- iBooks is now ‘Books’
- New Apple TV remote interface elements and Siri support
- AirPlay 2 multi-room audio
Mac RumorsもiOS11.3のハンズオンビデオを公開しています。
目立つ点を挙げれば、「Messages on iCloud」の追加、iBooksの名称がシンプルに「Books」に、AirPlay2がマルチホームオーディオに対応などがあります。
Messages on iCloudは、iCloudにメッセージを保存し、他のデバイスと同期できるようになります。iOS11のベータ版の段階であったものの正式版では削除されていました。それが今回iOS11.3で再登場しています。iCloudへのメッセージ保存は任意で有効・無効を設定できます。
その他、iPhone XのFace IDでアプリを購入時サイドボタンで購入を確定できます。App Storeのアップデート画面ではアプリのバージョンとサイズが表示されるようになりました。
バッテリーに関して、予期しないシャットダウンを避ける電源管理機能のオン・オフできる設定は、本ベータではまだ搭載されていないようです。
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ベータ版をインストールする
初めてパブリックベータをインストール場合、無料でAppleのベータプログラムのサイトに登録することでダウンロードできます。
上記サイトでApple IDにサインインしベータプログラムに登録し、手順に沿って構成プロファイルをダウンロード・インストールすることで、ソフトウェアアップデート経由でiOS11のパブリックベータをインストールできるようになります。
なお、パブリックベータのインストール前に(iCloudではなく)iTunesを使って必ずバックアップを取るよう推奨されています。iOS10に戻したい場合はiTunesを使って復元の後、バックアップから復元します。
iOS11は、次のデバイスにインストールできます。
- iPhone X
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone 6
- iPhone 6 Plus
- iPhone SE
- iPhone 5s
- 12.9インチiPad Pro 第2世代
- 12.9インチiPad Pro 第1世代
- 10.5インチiPad Pro
- 9.7インチiPad Pro
- iPad Air 2
- iPad Air
- iPad(2017)第5世代
- iPad mini 4
- iPad mini 3
- iPad mini 2
- iPod touch 第6世代
自分でもiOS11にアップデートし、元に戻してみました。
Source:Apple Developer, Apple Beta Program