iPadOS16でもカスタマイズ可能な新しいロック画面が利用できるようになる裏技

「iOS 16」では、ユーザーがカスタマイズ可能な新しいロック画面が大きな特徴の1つとなっています。ユーザーは好みに応じてパーソナライズ可能で、ウィジェットや、アニメーションの壁紙を追加したり、テキストの色を変更したりすることも可能です。
非常に魅力的なロック画面ですが、残念ながらiPadでは利用できまでん。
しかしながら、iPadOS 16には秘密のデバッグメニューがあることを発見、iPadで新しいロック画面を有効にできることを9to5Macが伝えています。

新しいロック画面機能のために、Appleは「PosterBoard」という新しい内部アプリを用意しています。
iPadOS 16には新しいロック画面が用意されていないにもかかわらず、この「PosterBoard」にアクセスする方法があることが判明しています。

Federico Viticci氏が発見したように、ショートカット経由でユーザーが利用できるアプリのリストからPosterBoardを隠すのをAppleは忘れていたようです。そこで、PosterBoardアプリを開くショートカットを作成するだけで、iPadのロック画面のカスタマイズオプションにアクセスすることができるようになります。

There’s a debug menu in iPadOS 16 beta 1 that lets you interact with the new Lock Screen on the iPad. Some things are broken (specially widgets), but they could have at least released this for basic customization like new wallpapers and fonts. Maybe next year. https://t.co/HC4hrfvAzA pic.twitter.com/2raAIi9QWI
— Filipe Espósito (@filipeesposito) June 10, 2022

ショートカットアプリからPosterBoardアプリを開くと、デバッグメニューが表示されます。AppleのデザイナーやエンジニアはここからiOS 16のロック画面で利用できるすべての新しいオプションをテストすることができ、iPadに新しいアニメーションの壁紙を追加したり、色を変えたりといったオプションがどのように機能するかを実際に確認できるというわけです。

これで、iPadに新しいロック画面の基本的な実装があることは明確となりました。
iPadで、新しい壁紙と連動し、背景写真と時刻を合成することができ、フォントと色を変更することも可能です。しかしながら、複数の機能が壊れており、特にウィジェットはまったく機能しないそうです。
現在のところ、このデバッグメニューを通じて実際にできることは、デフォルトのロック画面で時刻のフォントと色を変更することだけ。他のロック画面オプションを適用してもうまくいかないそうです。

Appleは新しいロック画面をiPad用に準備するのに十分な時間がなかったようですが、現在もその実装に取り組んでいることは確かなようです。
しかしながら、iPadOS 16の将来のベータ版であっても、この機能が正式に搭載される可能性は低そうです。
もしAppleがその気なら、WWDCで積極的にアピールしたはずです。

おそらくはiPadOS 17で、正式搭載となるのではないでしょうか。
iOS 14で初めて搭載されたホーム画面ウィジェットやAppライブラリがiPadで利用可能になったのは、その翌年のiPadOS15からです。
その時と同様に、Appleは来年のiPadOS17でロック画面のパーソナライズ機能を実装してくると予想されます。

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