M2/M2 Pro搭載の新型Mac miniが今年後半発売の新情報、WWDCで発表の可能性

Appleは昨日、Mac miniをベースにしつつ筐体を再設計し、より強力なハードウェアを搭載したMac Studioを発表しました。
Mac Studioの登場がMac miniの終わりを意味するものかといえば、そうではなさそうです。
新しいデザインのMac miniが間もなく登場するという噂が以前出ていましたが、Appleは、M2およびM2 Proを搭載したMac miniの2つの新しいバージョンを開発していることを9to5Macが情報筋から得たとして報じています。

f:id:kobonemi:20210525232010j:plain — 新しいMac miniのイメージ

M2 Mac mini

コードネーム「J473」と呼ばれる新しいMac miniは、AppleがMacとiPadのために開発した次世代エントリーレベルチップ「M2」を搭載する予定です。M2は、2020年に導入されたM1以来となる、Appleの「M」チップファミリーの最初のメジャーアップグレードとなります。
内部的には「Staten」と呼ばれるM2は、現行のA15チップをベースにしています。現行のM1はA14 Bionicベースです。
M1と同様に、M2は8コアのCPU（4つの高性能コアと4つの高効率コア）を搭載しますが、今回はより強力な10コアのGPUを搭載します。新しい高性能コアはコードネーム「Avalanche」、高効率コアは「Blizzard」と呼ばれています。
M2 Mac miniの開発は完了に近づいており、発売は今年後半に発表される予定です。

f:id:kobonemi:20201111045006j:plain — 現行M1搭載のMac mini

M2 Pro Mac mini

情報筋によると、AppleはM1 ProとM1 Maxチップを搭載した現行Mac miniのハイエンド版を投入する計画があったが、Mac Studioのために廃止されたようです。
現在、AppleはM2 Proチップを搭載した別の新しいMac mini（コードネーム：J474）にも取り組んでおり、現行のM1 Proの10コアCPU（8つの高性能コアと2つの高効率コア）に対して、8つの高性能コアと4つの高効率コアからなる合計12コアCPUを搭載したバリエーションが用意されているそうです。
Appleは現在のところ、M2 MaxまたはUltraチップを搭載したバージョンをリリースする予定はないようで、それまでは、Intel Mac miniのラインナップを維持すると考えられています。

Bloombergの先月の報道で、Appleは6月のWWDC 2022で新しいApple Silicon Macを発表する可能性が示唆されていましたが、9to5Macはおそらく新しいエントリーレベルのMac miniはそのひとつになるとみています。

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