Apple、M3 Pro搭載MacBook Proをテスト　12コアCPU＆18コアGPU搭載：Gurman氏

Appleは、M3チップを搭載した次世代Macモデルのテストを行っていることをBloombergのMark Gurman氏が報告しています。
テスト中のバージョンは、12コアのCPU、18コアのGPU、36GBのメモリを搭載しています。
このうちM3チップのメインプロセッサーであるCPUは、8つの高性能コアと、6つの高効率コアで構成されています。
このテストでM3チップは、次期macOS 14を搭載した次世代ハイエンドMacBook Proで動作しており、おそらくは来年登場するM3 Proのベースモデルであることが予想されています。

ここで、これまでのチップの構成をおさらいすると、

M1 Pro（2021年10月発売）

8コアCPU（6つの高性能コア／2つの高効率コア）
14コアGPU
32GBのメモリ

M2 Pro（2023年1月発売）

10コアCPU（6つの高性能コア／4つの高効率コア）
16コアGPU
32GBのメモリ

M3 Pro（現在互換性の確保に向けたテストを実施中）

12コアCPU（6つの高性能コア／6つの高効率コア）
18コアGPU
36GBのメモリ

テスト中のチップがベースレベルのM3 Proとすれば、M2 Proと比較したコア数の増加はM1 ProからM2 Proへのときと同様となり、高効率コアとGPUコアが各2つ増加していることになります。加えて、最大搭載メモリも増大しています。

さらに、M3 Maxが、M1 MaxからM2 Maxと同様の性能向上になるとすれば、M3 Maxは、最大14のCPUコアと40以上のGPUコアを搭載できることになりそうです。同様の推測に沿えば、M3 Ultraチップは、最大28のCPUコア、80以上のGPUコアを搭載できることになります。

M3チップの進化の秘密は、製造プロセスの微細化です。
M3は、Mシリーズで初めて3nmプロセスで製造されます。

Gurman氏は、M3チップを搭載した最初のMacは、年末から来年初めにかけて登場すると予想しています。
M2チップを搭載した15インチMacBook Airは今夏に登場する予定だが、AppleはすでにM3ベースのiMac、ハイエンドとローエンドのMacBook Pro、そしてMacBook Airに取り組んでいると聞いているとしています。
Gurman氏は以前、15インチMacBook AirはWWDCで発表されると報告していました。

Source: Bloomberg via MacRumors

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