Appleが2022年に発売すると予想されている新型MacBook Airについて。
これまでに出ている噂を含めた情報をMacRumorsがまとめています。
ノッチ搭載
次世代MacBook Airはディスプレイ上部にノッチが設けられます。14インチと16インチの新型MacBook Proのノッチについて最初に言及したリーカーTy98氏による情報です。
新型MacBook Proでまさかのノッチ搭載によって、この噂も真実味を帯びてきました。
次期MacBook Airでも、MacBook Proと同様にノッチにFace IDは搭載されず、カメラと環境光センサー、インジケーターのみが搭載される可能性が高いです。
デザインの大きな刷新
Ty98氏はまた、次期MacBook Airは「見た目がはるかに良くなる」と述べています。これは、テーパー型ユニボディシャーシが導入された2010年10月以来、Appleの最薄ノートブックの代名詞となってきた現行のウェッジデザインがついに廃止されるためです。
新しいデザインは、「軽い」だけでなく「非常に丸みを帯びた」デザインになると、中国発のリーク情報は伝えています。
他のMacBook Airの噂では、Appleが現行モデルよりもベゼルの薄い軽量バージョンのマシンをデザインしているという噂があります。
BloombergのMark Gurman氏は1月に、Appleが「より薄く、より軽い」バージョンのMacBook Airを開発しており、13インチのスクリーンの周囲のベゼルを縮小することで小型化を実現する可能性が高いと報じています。これに関連して、Appleは15インチのスクリーンを搭載した大型版のMacBook Airの製造を検討していましたが、Gurman氏によると、次世代に向けては進めていないそうです。
MagSafe
AppleアナリストMing-Chi Kuo氏は、MagSafe充電コネクタが新しいデザインでAppleのMacBookに戻ってくると最初に報告しました。
発表されたばかりの新型MacBook Proモデルではまさにこのコネクタを搭載しています。Gurman氏はその後、MacBook AirにもMagSafeが搭載されると主張しています。Gurman氏によると、周辺機器を接続するためのThunderbolt/USB4ポート2基に加えて、MagSafeが13インチのMacBook Airの新モデルに搭載されます。
Apple M2チップ
Appleは今週、新しいMacBook Proのために特別に設計された「M1 Pro」および「M1 Max」チップを発表しました。これら新チップは、リソースを必要とするクリエイティブなプロ用途に応えることを目的とした高性能アーキテクチャを採用しており、エントリーレベルのMacBookに搭載されることはないと思われます。
その代わりに、Appleは13インチMacBook Pro、Mac mini、MacBook Airに搭載されているM1プロセッサの「直接の後継」となるハイエンドチップを発表すると予想されます。
コードネーム「Staten」と呼ばれるこの新しいチップは、M1と同じ数の高性能コアと高効率コアを搭載し、より高速に動作するとGurman氏は述べています。グラフィックコアの数も7〜8個から9〜10個に増える予定です。さらにGurman氏によれば、Appleは同じチップを使ってローエンドの13インチMacBook Proのアップデートを計画しています。
最後に、次期MacBook Airに搭載される新しいチップは「M2」という名称になる可能性がありますが、これは、Appleの計画のいくつかを正確に予測した実績を持つリーカーJon Prosser氏とDylandkt氏の噂に基づいています。
ミニLED搭載モデル
Kuo氏によると、MacBook AirにはミニLEDディスプレイが搭載されますが、DigiTimesも同様の予測をしています。
新しい14インチと16インチのMacBook Proは、いずれもミニLEDを採用したLiquid Retina XDRディスプレイを搭載しており、同じ仕様のディスプレイではないかもしれませんが、MacBook AirにミニLEDのバリエーションが登場する可能性があります。
Mini-LEDディスプレイ技術は、ディスプレイ品質を大幅に向上させ、より薄く、より軽いデザインを可能にすると同時に、広色域、高コントラスト、高ダイナミックレンジ、そしてより鮮明な黒表現を実現します。いくつかの報道によると、Appleはすべてのディスプレイ搭載製品にミニLEDを採用するため、今後はMacBookがミニLEDパネルの出荷の主役になると考えられています。
複数の本体カラー
リーカーJon Prosser氏によると、次期MacBook Airには、現行の24インチiMacの色と同様に様々な色が採用されます。Prosser氏は、複数カラーのMacBook Airのコンセプトレンダリングを公開しており、彼の情報源はブルーのMacBookのプロトタイプを見たことがあると語っています。Kuo氏もまた、次期MacBook Airは複数の本体カラーで提供されることを示唆しています。
この情報が正確であれば、MacBook Airの新しいカラフルなラインナップは、（もうかなり以前の）iBook G3に回帰することになるでしょう。Appleは、2020年10月に発売されたiPad Air第4世代で初めてiPadに鮮やかなカラーオプションを提供し、今年のiMacでもそれに続きました。さらに今週、HomePod miniの新しいカラーバリエーションが導入されたことから、Appleが複数のカラー製品を大規模に量産する方向に進む可能性を示唆しています。
とはいえ、懸念もあります。カラフルな筐体とノッチに関する問題です。もしMacBook AirがカラーのiMacと同じようになると、ディスプレイのベゼルが白くなり、ノッチもまた白くなるかもしれませんが、それではノッチが目立ってしまうはず。したがって、画面の周りに黒色のベゼルを設けることでノッチを目立たなくしつつ、複数カラーを使ったデザインになるのではないかとMacRumorsは指摘しています。
発売日はいつか
現行MacBook Airは2020年11月に発表され、現時点で発売から330〜340日が経過しています。ここ数年のMacBook Airのアップデートの平均期間は398日だそうで、時期的にはアップデートが近いのです。
Bloombergは当初、新型MacBook Airは早ければ2021年後半に登場する可能性があると報じていましたが、今秋の発表で、Appleの今年最後のイベントになった可能性が高いことを考えると、年内登場の可能性は低いでしょう。
Kuo氏も当初は2021年の発売を報告していましたが、その後予想を修正し、現在はAppleが2022年の半ば頃に新バージョンのMacBook Airを発売すると考えていますが、もっと早く発売される可能性もあります。
Source：MacRumors
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