政府税制調査会の検討会は、海外から国内に配信される電子書籍や音楽などへの消費税課税について、2015年度中の実施を目指すことを確認したと読売新聞が報じています。
日本国内の企業から購入した電子書籍には消費税がかかるのに対し、Amazon Kindleストアや楽天Koboストアなどで購入した場合は、現在のところ、消費税がかかりません。これは現行の消費税法において消費税の課税対象が国内取引になっているためです。
国内では4月1日より消費税は8％になりました。来年度には10％に上がる可能性もあります。そうなると、国内企業はますます不利な状況になります。
こうした不公平な状況を改めるために法整備が着々と進められており、今回、その具体的な目標時期が明らかになりました。今後の税制改正により、AmazonやKoboなど海外企業から購入したデジタルコンテンツにも消費税を課税させることができるようになります。
電子ブック楽天Kobo
Amazon Kindleストア
Amazon Kindleや楽天Koboで購入した電子書籍の消費税課税、2015年度中の実施目指す
