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Office2013、1台インストール限定、HDD故障時の再インストールも不可

MicrosoftがOffice2013のリリースとともに非常に厳格なライセンス方式を適用したことが話題になっています。
海外情報をインターネットコムが簡潔にまとめておりとても参考になります。
それによれば、新しいライセンス次のようにかなり厳しいものになっています。

  • Office 2013は1台の PC に対してしかインストールできない
  • 利用者がハードディスクの破損などでWindowsを再インストールした場合でも、そのPCへOffice 2013を再インストールすることはできない

なお、これが日本でも適用されるのかどうかはわかりません。たとえば、日本で販売されているオフィスのパッケージには「2 PCs / 2台まで使えます / 本製品には、同一ユーザーが使用する合計2台までのPCにインストールできます」と書かれています。
Office 2013のパッケージ
(Office 2013のパッケージ上部に2台までのPCで利用できると記載)
一方、Offcie365は、インストールしたPCからライセンスを解除することで別のPCにインストールできるとされています。また、Offcie365はOffice2013よりもアップグレード頻度も高いといいます。Offcie365はサブスクリプションタイプのオフィスです。企業向けと個人向けとが用意されていますが、日本では個人向けは提供されていません。個人向けは5ユーザーまで利用でき月額9.99ドル、年額99.99ドルで利用できます(Office365についてはITproが日本における現状を興味深く伝えています)。
Office2013と比べてOffice365の優遇ともいえる処置から、マイクロソフトはユーザーをOffice365へ移行させたい狙いがあると考えられています。Office365は上述のようにライセンス運用も柔軟に行え、アップデートも頻繁なことからいち早く機能追加が行われたり、セキュリティ上でも優れているようにも思えます。また、短期的な利用ならOffcie2013よりも安いですが、長期に利用する場合はパッケージ版よりもコストがかかりMicrosoftにとってよりよいビジネスとなると考えられます。
日本では個人向けのOffice365の提供が行われておらず、上記ライセンスは日本では適用されないのではないかと思われます。ただ、実際に適用されはじめた新しいライセンス条件として知っておくべきかとも思います。
追記:日本マイクロソフトが日本におけるOffice2013のライセンス体系について説明しています。

パッケージ製品

  • 同一ユーザーが所有する 2 台までのパソコンにインストールすることができます。また、同一ユーザーが使用する他のパソコンにライセンスを移管することができます。
  • 例えば使用しているパソコンが破損してしまった場合、他のパソコンに Office をインストールし、新たに使用することができます。

プレインストール製品

  • プレインストールされているパソコン1台でのみ使用することができます。ライセンスを他のパソコンに移管することはできません。

パッケージ版とパソコンにプリインストールされているOffice2013とでは扱いが異なるようです。

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