ニンテンドーWii U本体が11月18日より米国で販売が開始されました。価格は「Wii Uベーシックセット」が299.99ドル、「Wii Uプレミアムセット」が349.99ドル。日本ではそれぞれ26,250円、31,500円です。
Wii Uベーシックセット（本体：シロ）、Wii Uプレミアムセット（本体：クロ）：任天堂アメリカ ニュースリリース
WiiUは、Wiiの発売から6年を経て発売されました。The Wall Street Journalによれば、WiiUはハードウェアを赤字覚悟の価格で販売しユーザーを獲得する考えだといいます。このやり方はかつての任天堂であれば選択していなかったともいいます。もっとも、2011年7月に3DS本体価格を値下げした際も任天堂は同様の戦略を採っています。3DSの値下げ発表時、ハードウェア本体販売価格を製造コストよりも低い価格に設定し、ハードウェアの普及を図る考えがあったことが任天堂自身よりアナウンスされていました。
Wii Uの今後の売れ行きは、ゲーム専用機の未来を占う上でも非常に注目されています。Wii Uは、3DSとともに、安価なゲームアプリが数多く提供されているiOSやAndroidデバイスと戦っていくことになると予想されます。携帯電話の全世界における販売台数は2016年までに22億4000万台、タブレットは3億6400万台になる一方で、据え置き型ゲーム機は4800万台というガートナーの予測もあります。しかしながら、任天堂がApple App StoreやGoogle Playにて自社のゲームタイトルを販売することは現時点ではまずなさそうです。
Wii Uは2012年12月8日より日本国内でも発売されます。インターネットショップの多くはすでに予約販売分を完売しています。
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