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iPhone5の4G/LTEは世界対応。アジアのキャリアも利用可能性あり:The Wall Street Journal

iPhone5が搭載する4G/LTE通信機能は、すべてではないが、米国、ヨーロッパ、アジア各国でも利用できるようになるとThe Wall Street Journalが伝えています。
事情をよく知る関係者から得られたとして、次期iPhone5は、4G/LTEを搭載し、(全キャリアに対応することは困難だが)アメリカ、ヨーロッパ、アジアを含む世界各国のバージョンをサポートするといいます。具体的にどの通信会社に対応するのかはまだわかっていません。
LTE技術は、3G技術と比べて非常に細分化されているといいます。IDCのアナリストによれば、3G通信は最も普及しているもので22バンドであるのに対して、LTE通信は36バンドもあるとされています。こうした通信方式の異なるすべてのバンドをサポートするチップを設計することは技術的に難しいといいます。チップメーカーのQualcommのSVPは1つのチップで”すべてのバンドを持つことは非実用的だ”と発言しています。
4G/LTEをiOSデバイスで初めて搭載した新しいiPad(iPad3)は3月に発売されました。iPad3のLTEは、米国のVerizon、AT&T、カナダのBell Canada、Rogers Communications、Telusで利用可能です。iPhone5は、iPad3よりも多くのキャリアで利用可能になると考えられます。
IDCによれば、LTE利用者の多いのはアメリカ、韓国、日本の3カ国であるといいます。Verizonが世界最大のLTE利用者を保有し約900万人です。第2位は韓国のSK Telecomで約275万人、第3位はNTTドコモで約223万人と続きます。
日本では、ドコモはXiというサービス名でLTEネットワークサービスを行っています。ソフトバンクもすでに始めているデータ通信プランに加えて、7月にスマートフォン向けのLTE接続プランを発表しました。これはiPhone5のLTEのために用意されたともいわれています。
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