iCloudでは、「@me.com」ドメインのメールが無料で利用できるようになりました。
同じiCloudを設定しているiOSデバイスにこの「@me.com」メールは同期されます。このメールをWindowsでも利用できるようにしてみました。「@me.com」をパソコンで送受信するには2つの方法があります。なお「@me.com」のメールアドレスはiOSデバイスから取得できます。
www.icloud.com:ブラウザ上での画面。メール、コンタクト、カレンダー、iPhoneを探す、iWorkが利用できます
「@me.com」の取得方法
- 設定-「iCloud」を開き、「メール」を「オン」にすると作成画面が開く
- 新しいメールアドレス「*****@me.com」を作成する
- 作成後、自動的に標準のメールアプリにも反映される
「@me.com」をWEBブラウザで利用する
- safari、IE、Chrome、FireFoxなどで「www.icloud.com」にアクセスすることで「@me.com」が使えます。
「@me.com」をメールソフトで利用する
- 詳細はAppleが公開している設定情報「iCloud: Mail server information」をご参照ください。
- メールクライアントソフト「Windows Liveメール」を例に設定します。IMAP受信に対応するメールクライアントであれば、他のソフトでも利用できると思います。IMAPを使えるため、上記WEBブラウザやiPhoneなどiOSのデバイスと同等に利用できます。
- 受信(IMAP):p02-imap.mail.me.com ポート番号:993
- 送信(SMTP):smtp.me.com ポート番号:587
- いずれも「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」にチェック
- 受信メールサーバ
- アカウント:*******@me.com
- パスワード:Apple IDと同じパスワード
- 「クリアテキスト認証を使用してログオンする」にチェック
- 送信メールサーバ
- 「このサーバーは認証が必要」にチェック。「設定」で「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」にチェック
同じメールをiPhone、iPad、iPod touch、PCで使えるためとても便利です。日中はiPhoneでメールを確認したり返信する、帰宅後にパソコンで残りのメールを読む、というような使い方もできます。
追記2013年6月7日:「Windows Liveメール」で上記設定を行ってもアカウントとパスワードが求められてしまう場合、上記メールアカウントのプロパティ内「詳細設定」(2枚目の写真内)にある「サーバーのタイムアウト」の値を長くしてみてください(デフォルト1分)。当方環境ではデフォルトでは接続できず「2分」にすることで改善しました。
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