AppleのAR/VRヘッドセット、取締役会で披露　発売に向けて前進

Appleが開発を進めているAR/VRヘッドセットについて。
先週の取締役会で披露したことをBloombergは報じています。
拡張現実（AR）と仮想現実（VR）を組み合わせた、このデバイスが開発が進行した段階にあり、そう遠くない将来にデビューする可能性があることが示唆されています。
Appleはまた、ヘッドセットで動作するソフトウェアの開発を強化しており、そのソフトウェアは「RealityOS」、略して「rOS」と呼ばれる見込みです。

Appleの取締役会はTim Cook CEOおよび8人の社外取締役で構成され、年間に少なくとも4回開催されます。
直近の会合で、ヘッドセットの1バージョンが披露されたとを匿名の関係者が明かしています。
Appleは今年末、もしくは来年早々にもヘッドセットを発表し、来年中の一般発売を目指しています。
当初は今年6月のWWDCでのお披露目を目標にしていましたが、コンテンツと過熱に関連した問題で遅れが生じている可能性があることをBloombergは今年初めに報じていました。

ヘッドウォーン型（head worn display/HWD）のAR/VRデバイスの研究は数年前から行われており、Appleの最初の製品は、湾曲したバイザーと顔にフィットする柔らかいメッシュを備えたハイブリッドヘッドセットになると考えられています。Apple Watchのようなストラップで固定される見込みで、Appleは市場に出回っている他のAR/VRヘッドセットよりも軽量で快適なものを目指しているそうです。
ヘッドセットには、2つの4KマイクロOLEDディスプレイ、15個のカメラモジュール、Mシリーズチップに相当する強力なプロセッサ、アイトラッキング機能、ハンドジェスチャーのサポート、空間オーディオなどの機能を搭載する予定です。価格は3,000ドル程度になると予想されています。

Appleは2019年からヘッドセットの発売に向けて動いていると法事されていましたが、2020年、2021年、そして今回の2022年と複数回の延期がありました。過熱やカメラやソフトウェアの問題などの問題を抱えており、そのためにデビュー時期が何度も延期されているようです。

AR/VRヘッドセットは、7年前の2015年に登場したApple Watch以来となるAppleの主要な新製品カテゴリーとなります。
Appleは、AR/VRヘッドセットに続いて、第2世代バージョンと拡張現実スマートグラスのセットを2024年頃に発売すると予想されています。

Source: Bloomberg via MacRumors

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