Lenovo IdeaPad S300シリーズ「98037GJ」は、13.3型液晶ディスプレイにウルトラブックやMacBook Airなどに採用されているCore i5-3317U、USB3.0ポート、HDMIポートなどを採用した低価格なモバイルノートPC。2012年9月発売。Windows7搭載モデルのため在庫処分セールとなっています（Windows7は後述のようにWindows8 Proへアップグレード可能）。
Lenovo IdeaPad S300シリーズ：Lenovo ニュースリリース、98037GJ スペックシート（PDF）
Lenovo IdeaPad S300「98037GJ」に採用されている多くのパーツはUltrabookでおなじみのものです。CPUにIntel第3世代Core i5-3317U、メモリー4GB、ストレージに24GB SSD＋500GB HDDのRapidDrive（ハイブリッドディスク）を搭載しています。ハイブリッドストレージはHDDの大容量とSSDの高速性能を併せ持ち、HDD単体の場合と比べて大幅な処理速度向上を実現しています。速度だけを見ればSSD単体には及びませんが、500GBクラスのSSDはそれだけで数万円のコストがかかってしまうため、性能とコストのバランスからいえばハイブリッドストレージが最適です。これまでHDD搭載のノートを使っていてハイブリッドディスクに乗り換えるとその速度の違いを実感できると思います。
IdeaPad S300「98037GJ」にはUSB3.0ポートを1基、HDMIポート、SDカードリーダー、Wi-Fi、イーサネット、HD 720p対応のWEBカメラ、などを搭載しています。この価格帯でUSB3.0を搭載しているのもポイントです。液晶ディスプレイは13.3インチ、1366×768ピクセルのグレアパネルを採用しています。バッテリー駆動時間は約5時間となっており、同サイズの液晶パネルを搭載するウルトラブックよりも若干短くなりますが、11.6インチモデル（たとえばMacBook Air 11.6など）とほぼ同じです。また、ウルトラブックではバッテリーの交換はできませんが、IdeaPad S300は通常のノートと同様にバッテリーを交換できます。
Windows7搭載PCを新規購入すると、マイクロソフトのWindows8優待プログラムによりWindows8 Proへアップグレードが行えます。プログラムの有効期間は2013年1月末まで。アップグレード価格は1,200円です。詳細は発表時の記事をご覧ください。
Lenovo IdeaPad S300 98037GJの主な構成
- ボディカラー：シルバーグレー
- OS：Windws7 Home Premium 64bit
- 液晶：13.3型、1366×768ドット、LEDバックライト、光沢パネル
- CPU：Intel第3世代Core i5-3317U 1.7GHz-2.6GHz L3=3MB 2コア/4スレッド
- GPU：Intel HDグラフィックス4000（CPU内蔵）
- チップセット：Intel HM77 Express
- メモリー：4GB DDR3-1600/PC3-12800
- 最大メモリー：4GBまで
- メモリースロット：1基（アクセス不可）
- 光学ドライブ：非搭載
- ストレージ：24GB SSD＋500GB HDD RapidDrive
- USB：USB3.0×1、USB2.0×2
- 映像出力：ポート
- オーディオ：マイク・ヘッドフォンコンボジャック、内蔵マイク、ステレオスピーカー、Dolby Advanced Audio
- 通信機能：無線LAN（802.11b/g/n）、有線LAN（100BASE-TX）
- WEBカメラ：720p HDカメラ
- メディアカードスロット：2in1メディアカードリーダー（SD/MMC）
- バッテリー：4セルリチウムイオン
- バッテリー駆動時間：約5時間
- バッテリー充電時間：約3.1時間
- 本体サイズ：330×230×9-22mm
- 本体重量：約1.8kg
IdeaPad S300と同じ13.3型モデルとしては、IdeaPad Z380も価格も近くおすすめです。IdeaPad Z380にはDVDスーパーマルチドライブが搭載されている点とメモリー交換や増設が可能である点などが主な違いです。詳細は別記事をご覧ください。
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