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iOS10.3 Public Beta3が利用可能に 「App互換性」追加など

Appleは、iOS10.3の3番目のパブリックベータ版「iOS 10.3 Public Beta 3」をリリースしました。
開発者向け「Developer Beta 3」は昨日リリースされていました。


Beta1で32btアプリの警告表示が新しくなり、32bitアプリは「将来のiOSのバージョンでは動かない可能性があります」と警告が表示されるようになりました。

これに関連して、Beta3では新たに「App互換性」という項目が追加されました。
「App互換性」は一般→情報→Appをタップすることで表示されます。

項目のトップには次のように書かれており、その下に問題のアプリの一覧が表示されます。一覧はアップデート有無で分けられています。

これらのAppによりiPhone/iPadの動作が遅くなる場合があります。Appがアップデートされなければ将来のiOSバージョンでは動かない可能性があります。アップデートがない場合は、開発元に詳しい情報をお問い合わせください。

個々のアプリはApp Storeにリンクされ、タップすることで詳細を確認できます。


その他、iOS10.3にはいくつも大きな変更点や追加点が追加されています。
特に「AirPodsを探す(Find My AirPods)」機能の追加、そして、新しいファイルシステム「Apple File System(APFS)」への移行が挙げられます。APFSは2016年のWWDCで発表されました。フラッシュストレージ/SSDに最適化され、強力な暗号化、空き容量の効率的な管理、レイテンシ改善やその他の重要な機能を含みます。
今回のアップデートはファイルシステムの変更を伴うため、インストール前にバックアップが推奨されています。



9to5MacMac Rumorsによれば、iOS10.3 Beta3までで発見された特徴は、

  • Find My AirPodsの追加
  • Siriによるクリケットの試合のスコア
  • SafariでウェブアプリのReduced Motion設定のサポート
  • 設定アプリの最上部にiCloudアカウント(追記:Apple ID)が移動
  • iCloudストレージの使用状況の視覚化
  • ファイルシステムがHFS+からApple File System(APFS)へ
  • Podcastsアプリに同じデザインでMusicアプリのようなウィジェット
  • アプリ開発者がアプリのユーザーレビューに応答・返信可能に
  • アプリ開発者が新しいやりかたでユーザーにレビューを求めることが可能に
  • 「Theater Mode(シアターモード)」は非搭載だがwatchOSアップデートで含まれる予定
  • CarPlayにいくつかの追加機能
  • マップ上の天気アイコンに3D Touchで天気予報や降水確率・気温の表示など
  • HomeKitにプログラム可能なスイッチアクセサリーのサポート
  • 32bitアプリのサポート終了
  • 設定にApp互換性の追加
  • 英国キャリアThreeでWiFi Callingが利用可能に

などがあります。

アプリ開発者とカスタマーレビューの変更点については、次の日本語記事が詳しいです。

iOS10.3の一般公開はまだもう少し先です。
1か月ほどはベータ版のアップデートが続くと予想されています。


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パブリックベータはベータプログラムサイトで登録することで無料で試すことができます。

ちなみに私はiPhone5、iPad mini2、12インチMacBookにそれぞれベータ版をインストールしています。

登録方法などは次のサイトで紹介されています。

また、iOS9のものですがダウングレードも含めてはこちら。

Source:Apple Developer, Apple Beta Program

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