12インチMacBook RetinaやPanasonic Let's note RZ4シリーズなどに搭載されるIntel Core Mの次世代、第6世代「Skylake-Y」の詳細が明らかになりました。
CPU Worldによれば、IntelはSkylake-Yのブランド名として、Core m3、Core m5、Core m7にする可能性があります。
今回判明したのは次のプロセッサ。
型番 | コア/スレッド | 周波数 | L3キャッシュ | グラフィックス | GPU周波数 | TDP |
Core m3 6Y30 | 2 / 4 | 900 MHz / 2.2 GHz | 4 MB | HD 515 | 300 / 850 MHz | 4.5 W |
Core m5 6Y54 | 2 / 4 | 1.1 / 2.7 GHz | 4 MB | HD 515 | 300 / 900 MHz | 4.5 W |
Core m5 6Y57 | 2 / 4 | 1.1 / 2.8 GHz | 4 MB | HD 515 | 300 / 900 MHz | 4.5 W |
Core m5 6Y75 | 2 / 4 | 1.2 / 3.1 GHz | 4 MB | HD 515 | 300 / 1000 MHz | 4.5 W |
第6世代Core mシリーズは、いずれもDDR3L-1600/LPDDR3-1866メモリーに対応し、2つのSATA 6Gb/s、10レーンのPCI-Expressインターフェース、6つのUSB2.0/USB3.0ポート、eMMC 5.0インターフェースなどを備え、USB OTGやRapid Storage Technology 14をサポートしています。
また、必要に応じてTDP 7Wでも動作することが可能なようです。
この中で、Core m3 6Y30は12インチMacBookのローエンドモデルで、Core m5 6Y54はハイエンドモデルで、そして、Core m5 6Y75はオプションで選択できる最上位のCPUとして、それぞれ採用されるかもしれないとMac Rumorsは予測しています。
現行MacBookでは、Broadwell 5Y31のベースクロックを900MHzから1.1GHzに、5Y51を1.1GHzから1.2GHzに、5Y71を1.2GHzから1.3GHzに、それぞれクロックアップしています。
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Skylake-Yは、現行Broadwell-Yと比べて、CPUパフォーマンスが最大17%向上、GPUが最大41%向上、そして、1.4時間長いバッテリー駆動時間であることがIntelの内部資料で明らかにされていました。
これら第6世代Core Mは、9月初旬にローンチされる見込みです。おそらくは9月4日から始まるIFA 2015で明らかにされると予想されています。
日本では9月2日にSkylakeの新しいCPUとチップセットが発売されます(Tsukumo_eX.の告知)。
Source:CPU World via Mac Rumors