Microsoftは「Windows 10 Insider Preview Build 10240」をリリースしました。
Build 10240はRTM版であるとZDNetやThe Vergeは報じています。
今回、PCの設定でWindows Updateの更新を「Fast」だけでなく「Slow」に設定していても利用できます。
これまでは「Fast」にしていたPCだけに新しいビルドは先に提供されていました。
RTM(release to manufacturing)は、PCメーカーに提供するためのビルドであり、そのOSが完成したことを意味します。メーカーはRTMを使って自社製品にOSを搭載します。
スポンサーリンク
Build 10240にはデスクトップの右下にウォーターマークの入っていないことをMicrosoftは説明しています。透かしのないことはこのビルドが完成であることの証明となるかもしれません。
そして、Microsoftは「サービスとしてのWindows」を改めて示し、Windowsがこれからもアップデートされ続けることを約束しています。
加えてWindows Insider Programが今後を続くことを改めて確認しています。
追記:早速自分のPCをアップデートしてみました。
更新プログラムには「TH1 Professional 10240」と書かれています(Insider向けはPro版)。
「TH」はWindowsのコードネーム「Threshold」を指していると考えられます。遥か昔、こんなこともありました。
「TH1」はその正式なバージョン1.0とのことでベータバージョン0.xから格上げされたと考えても良いかもしれません。
前バージョン10166から10240に上がったことは、「10240」が10240KBで10MBを指す→Windows 10ということになるとの指摘もあります。この辺りのバージョンの割り当てにMicrosoftは毎回彼らなりの茶目っ気があるようです(Windows 98を「4.10.1998」とするなど)。
システム情報のWindowsのエディションは「Windows 10 Pro」。
以前は「Windows 10 Pro Insider Preview」でした。また上の写真のような「Windows 10」のロゴもありませんでした(手元にある10130で確認)。
Source:Blogging Windows, ZDNet, The Verge