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iPad Air 2/iPad mini 3、本体カラーの選び方~Appleデザインの本質から考える

iPad Air2/iPad mini3には、新色ゴールドが追加されました。
これまでシルバーかスペースグレイのどちらかを選べばよかったのですが、新色の追加で、iPadの色選びに更に選択の幅が広がりました。


iPad Air 2:Apple Store

以下、昨年の記事を改訂しゴールドについても加味してiPadのカラー選びを検討してみたいと思います。
昨年同様iMoreのRene Ritchie氏による記事を参考にさせていただきました(かなり異なる部分もあるので、ぜひRitchie氏の記事も合わせてお読みください)。

黒か白か~iPad/iPhoneの本質的な2つの色


黒と白とは、Appleのデザインにとっていわば本質です。

あなたが画面を眺めるとき、iPadの(そしてiPhoneの)カラーは、実際にはこの黒か白しかありません。
あなたが一番接するのは、背面ではなく、実は前面であり、そのカラーなのです。

iPadもiPhoneも、背面がスペースグレイのモデルは前面が黒、背面がシルバーあるいはゴールドのモデルは前面が白です。

ウェブページ、ゲーム、動画や映画、電子書籍などを表示させた際、同時に見ることになるカラーこそが本当は重要なのかもしれません。

黒の目立たなさ

黒い前面であれば、たとえば映画を見るとき、天地に現れる黒帯とも溶け込みます。
つまり、黒い前面はコンテンツの試聴を基本的には妨げません。
いわゆる没入感の高いのは、おそらく黒い前面の方でしょう。
iPadをスリープさせたとき、画面と周辺が真っ黒に覆われるのが好ましいと思う方もいるかもしれません。
ところで、TVの額縁の多くは黒色です。つまり、世の中のAV機器や電子機器は前面が黒い方が圧倒的に多いのです。iPadもそうした機器の1つであり、前面が黒い方が見慣れていることは確かでしょう。

白の良さ

白い画面はどうでしょうか。
映画作品の天地の黒帯は目立つことになります。動画やゲームの場合も背景は暗めが多いとも思うので、やはり黒い前面は違和感が少ないでしょう。
それでは、基本的に白い紙を模した電子書籍はどうでしょうか。その場合は案外白い前面でも良いかもしれません。

前面の色なら、どちらを選ぶ?

もし、前面が黒い方を好むのであれば、話は簡単です。背面は自ずとスペースグレイに絞られます。
白い前面を好むのなら、シルバーかゴールドの二者択一です。

退色(変色)か、目立つキズか

一般に、白色は時間の経過とともに紫外線などにより退色する傾向があります。黄色に変色したように見えることもあります。
一方、黒色はそのような変色は目立ちません。

iPadの前面にように艶やかなガラス面は、黒いほどにそこに付いた小さなキズやホコリ、あるいは指紋なども目立ちます。
一方、明るい白色はホコリや小さな傷であれば、黒色よりも目立たない傾向があります。

カラーに苦労し続けたApple

実際、AppleはiOSデバイスのカラーで一度ならず苦労を経験しています。

UV処理で発売の遅れたiPhone 4

AppleはiPhone4で初めてホワイトモデルを出そうとしたとき、UV(紫外線)処理に手間取りました。紫外線は人間の肌だけでなくiPhoneやiPadの表面にも大敵です。実際にホワイトモデルが発売されたのはブラックよりも10ヶ月も遅れてのことでした。
完璧なUV対策が施されていれば、iPadやiPhoneは購入時の輝くような白を保つことができるでしょう。

キズでクレームの付いたブラック&スレート

Appleは2012年、iPhone5とともにブラック&スレートと呼ばれるカラーを世に送り出しました。スレートは現在のスペースグレイよりも更に黒いです。
しかし、登場直後から、ブラック&スレートのボディにキズが付きやすいという不評が数多く出てしまいました。結局、Appleは、その翌年、その代わりに、現在でもラインナップされているスペースグレイを用意しました。
スペースグレイは、ブラック&スレートよりもキズに強く指紋も目立ちません。真っ黒ではなくなりましたが、それでもシルバーと比べれば暗く明らかに異なる色です(あまりに近い色では2色用意する必要はないでしょう)。

キズか退色なら、どちらを選ぶ?

前面の多少のキズ、ホコリや指紋などが気にならなければスペースグレイを選んでも大丈夫です。
一方、できるだけそうしたことは避けたいと思うなら、シルバーかゴールドを選ぶことになります。


一般的か個性的か

黒は、多くの電子機器に用いられているポピュラーなカラーです。あなたの周りを見渡してみても、テレビ、ゲーム機、もっと小さなデバイス類など、黒を基調とした電子機器は身近にあるかと思います。

スペースグレイは、その先代のブラック&スレートと比べれば、真っ黒いうわけではありません。しかし、他のiPadのカラーと比べれば一番黒いわけで、もし、ブラック系を選ぶなら、スペースグレイになります。

白い電子機器は、黒い電子機器と比べれば、割合少数派かもしれません。そういう意味では白はまだ電子機器の世界では個性的です。オフィスで使うPCは白というか明るいグレーが多数派の時代もありました。しかし、現在ではあまり見かけなくなっています。

カラフルな保護ケースを好むなら、白の方が黒より際立つという考え方もあります。すでに確認したように、黒はより没入感の高い傾向があり、言い換えれば、埋没する傾向があります。

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保護ケースを装着した状態を想像する

実際、iPhoneを裸のままで使う方は少ないでしょう。iPadはそれほどではないかもしれませんが、もし、あなたがケースを着けることを考えているのであれば、その状態を思い描くことで適したカラーを選ぶことができるかもしれません。
保護ケースを取り付けたとき、多くの場合は背面がほぼ完全に隠れ、見えるのは前面だけとなります。
保護ケースの持つカラーやデザインと前面との組み合わせを考えれば、こちらも自ずとiPadのカラーが決まってくるのではないでしょうか。

保護ケースから先に選ぶのあり

iPadのカラーを悩む前に、お気に入りの保護ケースを先に選んでおくというのも、道草を食っているようで、実は早道かもしれません。


Touch IDのリング

小さな場所ですが、重要なアクセントして、Touch ID付きホームボタンを囲むステンレス製の感知リングがあります。
Touch IDは、iPad Air2/iPad mini3で初めて搭載されました。背面カラーに応じてリングの色も異なります。
保護ケースで背面全体を覆ってしまっても、このリングから、ボディカラーを見分けることができます。

以上を踏まえて、スペースグレイ、シルバー、ゴールドのどれを選ぶべきか、まとめてみます。


スペースグレイを選択するケース

映画やゲームの没入感を第一に考えるなら、前面が黒いスペースグレイしか選ぶ道はありません。
前面に付着する多少のホコリや指紋や細かなキズは気にしないでください。
多くの電子機器で最も普及した色味であり、最も無難な選択ともいえます。


シルバーを選択するケース

iPadシリーズで最も古くからある背面カラーがシルバーです。その意味で、控え目な、あるいは堅実な選択となるかもしれません。
前面はホコリも指紋もキズも目立ちにくい白色であり、明るい色調の保護ケースやアクセサリーを一層引き立ててくれます。

ゴールドを選択するケース

今年、iPad Air2とiPad mini3で初めて追加された新色がゴールドです。
昨年、ゴールドのiPhoneが気になった方は迷わずiPadでもゴールドを選んでください。
もし、昨年のiPhoneでゴールドにうんざりしたら、前面が同じ白色のシルバーをお選びください(個人的にはこれ)。
シルバー同様に、白い前面は指紋や塵も目立たず、明るめの保護ケースも見栄えします。カラフルなケースをまとい、Touch IDのゴールドのリングが小さいながら重要なアクセントとなることでしょう。

iPadシリーズの容量選びについては下記をご覧ください。

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